Takatiho Zuiko OLYMPUS
これ何気に歴史的なカメラであります。
1938年(昭和13年)登場の「セミオリンパスⅡ」。
高千穂製作所(後のオリンパス)が最初に出したカメラは、セミオリンパスⅠ型(1936年)なのですが、Ⅰ型はボディ自体はプラウド社から供給されたものでした。
よって、ボディから全部自社製のカメラとしては、このⅡ型が「1号機」とも言えるからです。
オリンパスさんも、オール自社製は記念すべき品と捉えているようで、今年のCPプラスでは「セミオリンパスⅡ型」が展示されていたようです。http://www.olympus.co.jp/jp/corc/history/camera/camera.cfm
私が面白いなぁ~と思ったのは、「Takatiho Tokyo」(レンズ部に)と「OLYNPUS TOKYO」(シャッター部に)がともに記されているところ。どちらにも「Tokyo」が付いてるのが、なんか「Takatiho」と「OLYMUS」が並列的な扱いで不思議。
この時から既にレンズ名は「Zuiko」であるものの、社名は「高千穂」で、カメラのブランド名が「オリンパス」だったわけですから。
さて、セミ判(6×4.5)とはいえ、この後からすぐに登場する、6×6判のオリンパスシックス(下の画像左側)と、全くと言っていいほど同じ大きさ。