我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2009年9月26日 (土)

保証票に検査票

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昭和36年8月28日にどこかのお店で、どこかの誰かに販売された「フジカ35-SE F2.8」の保証票と検査票を発見。

保証票に書かれた保証の内容をみると、保証期間は3年とのこと。現在ではほとんどの製品が1年なので、ずいぶんと面倒見が良かったということになります。いや、、、今と違ってそれだけシッカリと品物を造っていたのかな~?なんて、意地悪な見方もしちゃったりします。

そして、検査票。レンズシャッター・距離計・露出計・綜合の4部門に分かれて、それぞれの責任者名が書かれています。なんか、シッカリ見てくれているのだな~と安心感が漂いますね。

古いカメラなどと一緒に、こうした当時のモノが一緒に出てくると、カメラ本体以上にその時代の雰囲気が伝わってきたりして、興味深いものです。

2009年9月25日 (金)

今月のシドニー2

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すでに一つ前の記事でお知らせしましたが、必死に整理していた~いろいろと入ってきたがらくた品の整理・値付けがほぼ完了しました。

これを明日のシドニーこと「がらくた市」で、どのうように並べるか~。それは、もう明日の仕事にしようと思います。

皮ケースやキャップ類の他、ジャンクカメラも少々、それと雑多ながらくた品が多数。

それでは、皆様のご来店をお待ちしております。

 

おっと、ちょうど今、カイロに居る田中長徳先生から明日用のメッセージ入りのメールが届きましたので、お伝えしたいと思います。

我楽多屋常連、勝手連のみなさま

いつもシドニーでは長時間の立ちっぱなしの授業で足腰鍛えられてご健勝のことをお喜び申し上げます。

さて、あたしは2週間の回路滞在ですが、なにしろ当地には我楽多屋さんのような「世界に誇る中古カメラ屋さん」がありません。それで仕方なく、イスラムの文化遺産とか、金字塔、はたまた人面獅子像などを見学しております。

来月のシドニーでお目にかかれるのを楽しみにしております。

今日も我楽多屋さんで、あたしの代わりに沢山お買い物をしてください。我楽多屋さんはユネスコの「カメラ人類文化遺産」に指定される予定です。〔嘘)

回路にて 田中長徳

今月のシドニー

シドニーこと「がらくた市」、今月は26日土曜日です。

今月は田中長徳先生がエジプト・カイロへ行かれているので、トークショーはお休みです。以前、長徳先生が留守の時には代わりの企画をやったこともありますが、今回は純粋に売り出しで勝負って感じです。

木曜日あたりから、まとまって入ってきたがらくた品を必死に整理しておりますので、ここしばらくのがらくた市の中では、商品数やバラエティーは充実しているかも・・・。

そこで、ちょっと変り種のセール品【ペンタックスのアクセサリーシュー】

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我楽多屋にあるペンタックスのアクセサリーシューの一部を並べてみたのが上の画像。最近、ずいぶんと溜まってしまって「売るほどある」どころか、、、「捨てるほどある!?」って感じ(笑)。考えてみれば、ボディーはもっともっと売れていたはずだから、当時のペンタックスはいかに勢いがあったのか!という証明みたいなものですね。

このアクセサリーシュー、26日(土)限定で1個200円、3個500円、5個700円、10個1,000円で販売します!まとめて買ってどうするの?じゃなくて、工夫次第でシュー部分を何かに使えるかもしれませんよ。

また、上記のアクセサリーシューの以前の型には、同じ形でも刻印が違うものが3種類もあるようです。こういうのを見ると知ると、集めたくなる人も多いのでは?しかし、残念ながら、こちらの形はあんまり数を見かけません。

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次に、【Food Show!ならぬ、Hood Show】

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我楽多屋に陳列されているアクセサリーの中で、フードの比率は意外と高く、普段から、探しに来られる人が多いのも事実です。

そして、案外と奥が深いのがフードネタ。光線避けとしての本来の機能以外にも、付けるとカッコいいとか、締まって見えるとか、、、不用意にネタにするのが怖くてあんまり取り上げたことはないのですが~。

さて、箱付きの未使用品などが、少しまとまって見つかったのと、その他にも各種いろいろなフードが出てきたので、この分は800円・1,000円・1,200円・1,600円の特価セール。数に限りがあるので早い者勝ち。まぁ、普段から陳列しているフードもがらくた市ですから、午後2時以降は1割引になります。

四谷系の風土病ならぬ、フード病の皆様は、ぜひご参集くださいませ。

2009年9月24日 (木)

古いアサヒカメラ年鑑

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がらくたを整理していたら出てきた1953年(昭和28年)のアサヒカメラ年鑑。

出どころは業者絡みのがらくたなので、どこをどう経由してきたものか不明なんですが、表紙をめくった余白に、「日本興業銀行行友會」と書かれた表があり、昭和28年から31年にかけて14回の「貸出日」が打印されていました。

年鑑はオールモノクロページで、木村伊兵衛、秋山庄太郎、土門拳など有名どころを含むいろいろな作品が並び、巻末にはデザイン趣き深いいろいろな広告が掲載され、しばし楽しめました。

その中で一番印象に残ったのは、当時の東京を空撮した作品。解説をみると11月と書かれていたので、昭和27年でしょうか。その一枚に収められているエリアは、東京湾から山手線内を中心にその周辺を広くカバーしてます。

よく見ると、鉄道や大きな道路は今と同じ位置なので、新宿や渋谷などの場所も特定できます。晴海などは、まさに埋め立て中なのでしょうか、、、建物ひとつ無いようす。当然ながら高層ビルなどは見当たりません。。。現在の地図と見比べながら、更にしばし楽しめました。

しかし、こういう作品は歴史的資料としての価値も非常に高いですよね。

いつも思いながらなかなか出来ないことですが、自分の身近な土地の風景を記録しておくことも、後々価値が出てくるかもしれません。撮って形に残しておくことが大事ですね。

2009年9月23日 (水)

Hマーク

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話題としては、カメラからも四谷からも、ちょっと外に出た感じです。

上の画像、銀座にある「mitsui garden hotel」の夜の外観です。気になったのは、その名称の横にある赤い「H」マーク。煌々と光っています。

単純に考えれば、「ホテル」の「H」だろう?となるでしょう。いや、わざわざ知らせなくても、横に「hotel」って書いてるじゃないか!という人もいるでしょう。脱線好きな人は、野球場の電光掲示板を思い出して、記録は「ヒット」なんじゃ?というかもしれません。

ただ、まわりのビルを見渡しても、同じ「H」マークや、他のアルファベットなどが点灯しているビルは見当たりませんでした。

かなり気になるんですが・・・。私の中では当初、高層ビルなどに設置が義務付けられている航空障害灯の一種なのでは?というのが一番有力だったんですが、ちょろっとネット検索した限りではそうではないみたいで、、、不明です。。。

さて最後に、無理矢理にカメラねたと結び付けておくと、このビルの名称は「銀座三井ビルディング」といって、2005年に三井不動産の手によって完成しました。1~15階までのオフィスフロアを(株)リコーが全館使用、16~25階までは三井ガーデンホテルとして営業しています。

2009年9月22日 (火)

日本カメラオリジナルTシャ2

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今日のタイトル「日本カメラオリジナルTシャ2」はキーボードの打ち間違えでも、変換ミスでもありません。先月「日本カメラオリジナルTシャツ」のタイトルで一度話題にしてしまっているので。。。駄洒落です。。。

実はその前にも一度話題にしているので、ホントは今回で3回目。決して、日本カメラさんのまわし者ではありませんが、その企画自体、そして、Tシャツのデザイン、担当営業マンさんのお人柄に惚れて、勝手に紹介している次第です。

当初予定していた「新宿クラシックカメラ博」での販売が諸事情で出来なくて、最近、日本カメラのウェブで通信販売が始まりました。また、今月25~26日、有楽町で行なわれる「世界の中古カメラフェア2009」でも販売するらしいです。

で、私は早速、2枚入手。日本カメラさんのまわし者ではないので、ちゃんとお買上げしました。

ところでいつ着るの?って、感じですが~。気分のいい時にでも店で着てるかもしれません。って、やっぱりまわし者みたいだな(笑)。

2009年9月21日 (月)

マミヤの「S」と「M」

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バックフォーカシング式の中判カメラ「マミヤ6」。ここにあるのは「K型」というモデル。元箱、皮ケース、取説、保証票まで揃った見事な状態。その保証票をみると、この個体が新品で販売されたのは昭和31年のようです。保証は2年間有効らしいです。

私は特に気にすることなくスルーしていたのですが、うちの買取名人や常連さんの1人が「へえ~これキャップが付いているんだ!?」と言いました。そう、スプリング式で折り畳めるから、レンズは収納されてしまうわけで、その状態ではキャップは不要のはず。

当時、実際に付属されていたのかどうかは不明ですが、現在見かけることはほとんど無いキャップであります。

そのキャップに付いている「S」と「M」のアルファベットをあしらったマーク。このマーク自体はクラシック系のマミヤ製品にはよく付いているマークですが、ところで、これ何の略かご存知ですか?

一説には、マミヤ光機の「M」と、世田谷光機の「S」という説もあるのですが、私がちょっと調べたところによると・・・。世田谷光機(株)の前身、マミヤ光機製作所の世田谷工場が出来たのは昭和21年であるのに、昭和15年のマミヤ6の広告には、すでにあの「S」「M」マークが掲げられているうえ、カメラ本体にも刻印されているのです。。。すると、この説はちょっと疑わしい。。。

で、推測するに、マミヤの創業者であり発明家でもある間宮精一氏のイニシャル「S」と「M」か、または、マミヤ光機製作所のマミヤの「M」と製作所の「S」か、、、そんなところでしょうか!?

それ以上はシッカリと調べていません。。。まぁ、こういう推理や調べる過程が面白いわけで。。。すみません。

ちなみに、マミヤ6のレンズにセコールレンズが装着されるのは戦後から。ということは、セコールの「セ」と「コ」は「世田谷光機」が由来というのは間違いないでしょう。実際、画像のマミヤ6のレンズには「SETAGAYA KOKI SEKOR」と刻印もされています。

最後にマミヤの歴史を記しておきましょう。昭和15年マミヤ光機製作所が創業されます。昭和21年にレンズとシャッター自給のために世田谷工場を建設。昭和25年に世田谷工場を世田谷光機(株)と法人化。同年続いて、母体マミヤ光機(株)も法人化。昭和38年世田谷光機をマミヤ光機が吸収合併。その後、近年には親会社さんが一転二転するのですが、得意の中判カメラにこだわり続けているメーカーさんです。

2009年9月20日 (日)

リコー オート35V

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この2台のカメラ、良く似ていますよね。左手は日本の「リコーオート35V」というモデルで、右手は「ロシアのゾルキー10」というモデル。どうしてこんなに似ているのかと言うと、右手のカメラが左手のカメラを模しているからです。

模されたリコーオート35Vは1961年発売。オート35Vの2年前に発売された「オート35」もデザインはほぼ同じ。今見ても「近未来」という言葉が当てはまるくらいの斬新なデザインは、当時の日本市場ではあまり受け入れられなったものの、アメリカ市場ではそのデザイン性が評価されたそうです。

そのデザインについて、リコーさんのウェブから少々言葉を拝借すると「在来のライカ型カメラから脱却して、前面カバー式で上下二分割、革張りは廃した」とあります。

模した方のゾルキー10、ゾルキーといえばバルナック型のコピーライカが有名ですが、この10ではリコーさんをコピーしてしまったわけです...。登場した時期が定かではないのですが、1959年(リコーオート35の登場年)以降であることには間違いないと思います。

この2台を比べてみると、全体のフォルム(ゾルキーは前面カバーが二分割ではないが)やシャッターボタンの位置、トリガー巻上げで巻き戻しレバーもフィルムカウンターも底面にあることなど、ほとんどそのすべてが同じ体裁。

唯一の大きな差は、ゾルキー10が距離計連動ファインダーを内蔵している点。何でコピーの方が優れていて、それもカメラマニアに喜ばれそうな機能が付いている…と不満というか嫉妬というか…不思議な疑問点に気付きました。

しかし、この点もリコーさんのウェブを見て解決。リコーオート35には海外向けに距離計連動ファインダーを内蔵したモデルがあったそうです。納得!

「近未来」という感覚が気になって、1990年代生れの大学生にこのカメラのデザインについて聞いてみたところ、「宇宙っぽい」とか、やはり「近未来」という言葉が出てきたので、ひとまずはジェネレーションギャップの無さに一安心。

いや、そんな心配より凄いことは、今から50年前にこういうデザインのカメラを製品化していたことがビックリです。

この2台、しばらくの間は我楽多屋店内に展示しておきます(ただし、預かりモノなので販売は出来ません)。

 

2009年9月19日 (土)

病気は自分で治す

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先日、母親から「これを読んでみたら?」と一冊の本を手渡されました。新潮文庫の「病気は自分で治す-疫病学101の処方箋-」(安保徹:著)という本でした。

中には難しい医学用語も出てくるので、簡単にまとめるのは難しいのですが、病気の原因の多くは、過労やストレスなど自分自身で作り出したものであり、その原因を解消することで病気は治せる~的な内容でした。

その中で、ごくごく単純に人間とカメラを結び付けてしまったのですが、病気にならない為の条件の一つに「体を冷やさないこと」が上げられていました。

カメラでもよくあることですよね。絞りやシャッター羽根が低温で動きが鈍く粘ってしまうことが。。。「暖かくなれば動き出すよ!」なんてのん気な会話をお客さんとしたりすることもあります(笑)。

また、カメラの極端な酷使は別の話として、ちゃんと使い続けているカメラの方が動作が快調だったりします。そして、どんなに外観がキレイでも長年放置されていたカメラは、動作に問題があったりします。カメラも程よく使うことで、故障を防げたりするのです。

言い換えれば、「我々がカメラを使い続けることで、カメラ自身が動作を快調な状態に保ってくれる(自然治癒力になる)のだ」と言っても過言ではないと思います。

カメラを売りに来られたお客さんと以下のような会話になることがあります。

  • 店「お客さん、残念ながらこのカメラ、シャッターが動かなくなっていますよ」
  • お客さん「そんなことない。最後に使ったとき、ちゃんと動いていた!」
  • 店「(カメラにホコリがかぶっていたりするので・・・)最後に使ったのはいつ頃ですか?」
  • お客さん「う~ん、3~4年前かな・・・」
  • 店「それだけ放置すれば、壊れてしまうことも多いですよ。それに、機械もの、壊れる直前までは動いているんですから」

写真を撮るより、カメラを集めるのに偏りがちな方、カメラをしまい込まないで、時々フィルムを入れて使ってあげてくださいね。

2009年9月18日 (金)

カメラ雑誌10月号発売

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今月はシルバーウィークと名付けられた大型連休の関係で毎月20日発売のカメラ雑誌各誌が18日発売となっています。

恒例の二代目の勝手な各誌講評ですが、、、

まずは、アサヒカメラから。「カメラの世界遺産 ローライフレックス2.8F」という特集が組まれています。カメラのデータ・性能の他、アクセサリーも紹介されていて、ちょっと見入ってしまいました。名機と呼ばれるカメラを改めてこうやって取り上げてくれるのは中古カメラ屋として嬉しいことです。二眼レフという形式はデジカメには存在しないわけで、、、その魅力をアピールすることは大事なことかと。

脱線しますが、今月末にエイ出版から「二眼レフカメラ ワークショップ」(田中長徳:著)も発売されます。長徳先生から見本誌を頂戴したので、1階我楽多屋に置いてあります。興味のある方はお声掛け下さい。ちょっとだけなら見せて差し上げます(笑)。

次に、日本カメラ。こちらでは、「銀塩派のラグジュアリーな悦楽 あの頃の高級コンパクトカメラ」という特集があります。「あの頃」を1990年代としているので、ミノルタTC-1、リコーGR1、コンタックスT2などが取り上げられています。この特集もアサヒカメラのローライ同様、フィルムコンパクトの魅力をアピールしてくれている点で嬉しい限り。

最後に、月刊カメラマン。巻頭のグラビアでアイルトン・セナの写真集を出した渡辺正和さんの作品が7ページに渡って載っています。私自身、過去20数年間、レースの最高峰と言われるF-1を見続けてきているので感慨深いものがありました。正直な話、セナは好きなドライバーではなかったのですが、トップレーサーの突然の事故死は、ある種の神秘的なものさえ感じたものです。改めて偉大なレーサーだったことを感じました。ちなみに、私好みのドライバーは長年カーナンバー「レッドファイブ」をドライブしていたイギリス人です。