これら3つのキャップについて
今日の話の内容、文字で書くと口で話すよりも難解になりそうです。覚悟してください(笑)
でも、まず最初に簡単に~画像のキャップ3つとも多分純正品で稀少品レベルと思っています。
では始めます。まずは左端のキャップ。仲間の業者からキヤノン・スクリューマウントレンズのフードを逆向きでレンズに被せた時のキャップ(34ミリ径の雌ネジ切り)とのことで預かりました。しかし、計ってみたら34ミリ径じゃないので、それ以上は調べることもせずに一旦返しました。
次に真ん中のキャップ。左端のキャップとは別の時にライカ・スクリューマウントのボディキャップとのことで預かったのですが、雄ネジの径が39ミリより小さいので、在庫にあったアサヒフレックスの中間リングに合わせてみたら合致しました。これも一旦返しました。
そして、右端のキャップ。M42マウントのリヤキャップということで預かったのですが、アサヒペンタックス純正だとは思っていませんでした。しかし、真ん中のキャップの正体が判明した時に、裏面の黒塗りの感触がとても似ているので、ごく初期のアサヒペンタックス純正のM42リヤキャップなのでは?という話をしながら、これも一旦返しました。
1週間後に仲間の業者が、先に持って帰った左端のキャップは雌ネジの径が37ミリなのでアサヒフレックスのボディキャップだった!と再び持って来ました。
そうと分かって比べてみると、左端と右端のキャップは素材感と角のギザギザ加工のスタイルや裏面の黒塗りの感触が同じなのです。
ということで、3つともアサヒペンタックス純正だろうと判断しました。
が、、、続きがありまして。同じく業者から「キヤノンのスクリューマウント用リヤキャップ」として預かったもの(下の画像右端)が、前述のアサヒペンタックスの2種のリヤキャップとほぼ同体裁なのです…。
ムムム、キヤノンもアサヒペンタックスも同じ工場に造らせていたのか?はたまた全部純正じゃなくて社外品なのか?という疑念も出て来ました。
キャップに社名やブランド名を記されていれば勘違いしたり悩んだりせずに済むのに、時々あるんですよね…こういうの。これらのキャップと近い年代のニコンのフードにも何も記されてないのがあったりします。
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