限界突破
画像のミノルタα7000を少し前に買って行かれたお客さんが、物々交換でジャンク品を数点ご持参されました。
厳密に言うと、画像内のバッテリーボックスにもなっているグリップ部は別の物が付いて帰って来ました。もともと単四電池用のグリップだったのですが、単三電池用のグリップに交換されています。
お客さんからご申告いただいたように、この単三電池用グリップではこのボディは動作せず、念のためにご持参くださった単四電池用グリップでは動作しました。
要は単三電池用グリップ内の接触不良などが原因なのでしょう。見た目には腐食や欠損など無いんですけど。
お客さんがお帰りになった後に改めてグリップ内部を見回し、ボディ側と導通するための二つの金属接点を覆う黒い仕切りみたいなところ(下の画像で赤丸の部分)にネジが二本あるので、それを外して中を覗いてやろうと思い立ちました。実はこの行為が我楽多屋の作業としては「限界突破」してるのです(>_<)
結果、電線と接点をハンダ付けした所が外れていました(下の画像の黄色い矢印の先)。ここを改めてハンダ付けすれば動くのでしょうが、何の処置もせずにそのまま黒い仕切りのような部分を元に戻しました。
ハンダ付けなどしたら、限界突破どころか越権行為になってしまいますので(^^)
「限界突破」「越権行為」って何?と思う人もいらっしゃるでしょうから、念のため説明しておきますと~我楽多屋は現状売りを原則としているので、入荷後に修理など整備をすることは基本的にありません。よって、店に並べる前にするのは動作などの確認と外装の清掃くらいなのです。バラして直すなどの行為をしないのはそういう技術を持ち合わせていないからなんですけども、建て前として「それをしたらお客さんの楽しみを奪ってしまうことになるから」とか言っています…。あと、現状売りをする店があってもいいじゃないですか(ジャンク売りは30年余年前に我楽多屋が始めた〜と言っても過言ではないかと)。そのままでも割り切って使えるものもありますし、修理や整備をしていたら売り値が高くなってしまいます。
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