我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年8月

2024年8月 2日 (金)

未開封の訳は

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我楽多屋らしからぬ状態のカメラが4台も並んでいます。どれもトイカメラのホルガの未使用品。

トイカメラが並ぶことはちょいちょいありますが…これらは完全な未使用品なのです。

何で未使用品と分かるのか?と言うと、仲間の業者からやって来た時から、薄い透明のシートに覆われたまんまの未開封品だったからです。ケースやテレコン、ワイコンなどの付属品はもともと透明のシートで覆われていないようですが。

トイカメラゆえ未使用品でもあやしい可能性があるので、状態チェックをしようと思うも…未開封品をそうでなくしてしまう…のはちょっと勇気がいります。

でも、今回はこのまま行きますね。それこそトイカメラゆえ未使用品でもあやしいのですから、何もカメラ屋気取って真面目に動作チェックする必要もないのかもしれませんし。

未開封ですが、値付けは普通の中古扱いで値付けしているつもりです。

 

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2024年8月 1日 (木)

ロシアとペトリ

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店内中央のジャンクテーブルに、ロシアカメラのゼニットEとペトリMF-1が並んでいるのを見て「なんか…似てますよね…」と言われたお客さんがいらっしゃいました。

私としては意識して並べて置いたわけではないんですが、ともにブラックボディでM42マウントだし、言われてみれば~どちらも決して美しいというデザインではなく、質感もザックリと大雑把な感じ。

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例えるなら?言い方を変えれば?精巧な雰囲気が無い…。

そもそもロシアカメラ自体が前述のような性格のカメラですし、このゼニットEは社会主義のソ連時代の製品。

ペトリも60年代はちょっと凝ったカメラを安く造る独自なカラーがありましたが、70年代に入ると厳しい競争の中で単に簡素で安いイメージの製品になってしまいました。FT-1はまさに、その最後の方のモデル。

で、そのお客さんと話したちょっと考え過ぎな点は、ペトリって経営側と労働組合が揉めた結果、倒産後に労働組合が事業を存続させたりした経緯がありますよね。社会主義国家だったソ連でもっとも大衆的な組織は労働組合だったんですよね。何だか~ここら辺にも共通点があるようなないような...。

 

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