逆に入っている!?
継続的に物々交換をご利用いただいている常連さんが持ち込まれたAi-sニッコールED300mm/F4.5です。
「どこかのレンズが逆に入っていると思われるので、周辺がフワッとソフトレンズみたいな写りになってしまいます」と、一言を添えてくださいました。
さらに聞くと、過去にも同じような描写をするレンズ2本に遭遇したことがあるというのです。
1本目の時に描写が変なので、買ったお店に持ち込んだら検品の結果「レンズが1枚逆に入っていたのが原因で直しました」と。また別のレンズを買った時にも同じような描写のことがあったので「逆に入っているレンズがあるのでは?」と言って検品してもらったら、同様な結果だった、とのこと。
で、この3本目はその状態のまま、我楽多屋に物々交換で持ち込まれました。
外観も普通に綺麗だしレンズ自体にも特にカビやクモリなどがあるわけではないので、仲間の業者へ回そうかなぁ~と思いましたが、まともな状態のこのレンズの市場価格から判断して、業者間でも修理前提だと好まれそうにないので、そのまま我楽多屋で売ることにしました。
実は、もともとお客さんからも「そういうレンズとして買ってもらえる人が見つかるといいのでは?」とご提案いただいていました。
いちおう、D200に付けて試し撮りをしてみました。手ブレを堪えるのに精いっぱいでお見せできるような画像はないのですが、常連さんが言われた感じの描写はしています。
私も今まで何度かレンズが逆に入っていた〜という話を耳にしたことはあります。おおかたはどこかの段階で修理のプロ以外の人の手が加えられた品物なんだと思います。そういう場合、店の側でも現状売りが前提の場合はテスト撮影などしない限りは気付けないことの方が多くなってしまいます。
ところで、何故にその常連さんは同じようなパターンのレンズに3度も遭遇しているのでしょうか?何か強い引きを持っていらっしゃるんでしょうね…。
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