クロームミニヨン&ブラックロード
このミニヨンの型を正確に確認しようと資料を見ていて知ったこと。
識別として東京光学機械(後のトプコン)の「ミニオンⅡ型」であることは間違いないのですが、当時の広告では「ブラックミニオン」「クロームミニオン」という表記の仕方をしていて、「Ⅱ型」とは呼んでいません。
Ⅰ型・Ⅱ型などの呼び方は便宜上、後からそう呼んでいたりするパターンは案外とあるものなのです。
そして、ミニヨンのⅠ型(と呼ばれている)にはブラックのボディしかなかったようです。そして、Ⅱ型(と呼ばれている)になってクロームボディが出たようです。なので、この広告には「クロームミニヨン」が大きく扱われているんだと思います。
記されている価格を見ると、クロームの方が10円高いのも興味深いです。多くの人が一般的にブラックボディの方が少し高いという認識ですよね。
これについて、個人的に気に入って持っている岡谷光学機械製の「ロード35 ⅣB」のブラックボディも、当時の広告を見るとクロームボディより少し安いんですよね。そして、クロームボディは「ⅣB」と表記されているのに、ブラックボディは「ブラックロード」と呼ばれているのです。
- アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。日に数件情報アップするようにしています。
- 更新は少ないですが…ツイッター(https://twitter.com/arrowgarakuta)とインスタグラム(https://www.instagram.com/arrow.camera_garakutaya/)もあります。