要注意リアキャップ
我楽多屋でレンズを物色しているお客さんを見ていて時々気になることなので、直接お願いして「小うるさい中古カメラ屋」と思われなくて済むように、今日ここに「小うるさいこと」を書いておきます。
ニコンFマウントやペンタックスKマウントのリアキャップでちょいちょいあることです。
それぞれ純正のリヤキャップやサードパーティー製でもおおかたのリアキャップの場合は、レンズ側のバヨネットマウント3つのツメに対してキャップ側の3ヵ所のツメが、どこからでも合致するようになっています。
分かりやすく言えば、リアキャップを当てずっぽうでレンズマウントに当てても、1/3回転くらいキャップを回せばツメ同士が合致して、キャップをハメられるわけです。
ところが、タムロンやシグマのリアキャップの中には、レンズをボディに装着する時のように指標を合わせないとハマらないキャップがあるのです。
そのタイプのリアキャップを当てずっぽうにレンズマウントに当てて、カチャカチャカチャカチャ...と20秒も30秒も回している人を時々見かけます。
たとえ当てずっぽうでも、ちゃんと回転させてさえいれば~最大でもほぼ1回転させればハマるはずなんで、5秒かそこらですよ。ちゃんと回転させていれば。
でも、だいたいこのタイプの人はもともと数多くのカメラやレンズを手に取ってはイジる傾向にある人で、必要以上にシャッター切ったり、レンズのヘリコイドや絞りリングを回したりします。結果、品物に対しての注意力が散漫になりがち。だから、リアキャップをカチャカチャカチャカチャ当てずっぽうに回している間も、視線は他のレンズやカメラの方へ行ってたりします。なので、実際は同じところを行ったり来たりしているだけで、それじゃ、運が良くツメが合致するまでハマるはずないんです。
わたし的には、この時点でもうアウト!
だからと言って、プラスティック製のキャップのツメで、金属製のレンズマウントのツメが簡単に摩耗するってことでもないですけどね…。摩耗が惜しくて言ってるんじゃなくて、これに限らず品物に気を遣って欲しいんです。
これを読んで、もしも心当たりのある方がいらっしゃったら、店で私に注意をさせないでください。
別の角度からの見解をしてみましょう。タムロンやシグマの指標を合わせないと上手くハマらないリアキャップの場合は、それを心得ている体でレンズにハメていれば「私は知ってるぞ!」的に!?ツウぶった態度が取れるってことです。うちの店に限らず、他の店でもマニア感をアピール出来るかもしれませんよ。
で、それらの気を付けたいリアキャップが上の画像です。左がタムロン、右がシグマ。ちょっとだけ注意力を使えば、指標があるのが分かるはずです。
あと、キヤノンのFLとFDのリアキャップを付ける時も気を遣った方がいい点があります。ずいぶん前に話題にしているので参考にしてください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/11/flfd.html
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