我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2020年9月21日 (月)

レンズ修理票(1967年)

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昭和42年(1967年)の修理票です。一番気になるのは値段ですけど、順を追って見ていきましょう

修理依頼先は「日本光学工業株式会社」ですからメーカー正規の修理。品物は「オートニッコール50mmF1.4」。

修理箇所は読解に少し自信ありませんが、「絞り羽根の油清掃」ってことだと思います。

そして、修理代は「500円」。

当時、このレンズの新品価格は22,800円。大卒初任給が2万5~6千円で、その他の物価は都バス30円、地下鉄初乗り30円、コーヒー70~80円、封書15円・はがき7円の時代です。

さらに見ると、「運送料の200円」って何でしょうね?右下にある印鑑が「名古屋サービスセンター」なので、修理作業をした作業場からサービスセンターまでの往復の運送料でしょうか?当時の物価を考えると適当な金額ではありますが、修理代に対してみると案外とこの運送料が高いですね。

いや、修理代=今回の場合はレンズ分解及び清掃の手間代が安い時代だったと見る方が正しいのかもしれませんね。

 

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