これだけは、ぜひ御一読下さい
「マミヤ35 オート・デラックスの使い方」を開けて最初の見開きは、よくある各部の名称を写真入りで案内するページでした。
そして、次のページでいきなり「これだけは、ぜひ御一読下さい」として、3項目ほど記されていました。
その1項目を抜粋します。
「シャッタの露出時間変更ダイアルまたは絞りダイアルを動かして、目もりを変える場合、どちらかのダイアルが、目もりの端の値を示しましたら、直ちに、それ以上ダイアルを回すのをやめて下さい。すなわち片方のダイアルの回転で、両ダイアルを、いっしょに動かすようなことは、さけて下さい。」
文字だけ見ると何を言っているか分かりずらいですが、この時代のカメラをいろいろといじったことがある人には想像がつくかもしれません。このカメラは違いますが、ライトバリュー式になっているカメラなんかに、片方のダイアルを回すともう一方のダイアルも一緒に回ってしまうようなカメラがありますよね、あれを想像して見てください。
さて、使い方の冊子の冒頭でいきなりやっちゃいけないことを記すなんて、相当にやっちゃいけないことなんだろうなぁ~ということが推測されます。まぁ、自分のカメラを壊すようなことはしたくないでしょうから、これを見た人は絶対にやらなくなるのかもしれません。
ところで、この使い方の冊子とは別に、以前から我楽多屋のウインドウに並んでいるマミヤ35 オート・デラックスがあったので、注意が必要なダイアルの操作をしてみたところ。動きがかなり渋くなっていました。以前の所有者はこの冊子を読むことなく、禁断の操作を繰り返してしまったのかもしれませんね。
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