我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2019年3月 1日 (金)

新品電池のこと

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電池を必要とするカメラの話です。それもそこそこに古いカメラでのことです。

あるカメラにおいて、他のカメラなどで少し使ったり、テスト用で何度か使い回したりした容量の少し減り気味な電池では作動しないのに、新品電池を入れて刺激することで復活することがある~というのです。

実際、私が店に並べる前にしたテストでは不動と判断したカメラを買って行かれたお客さんが、新品電池を装填したら普通に動き出した!という実例がわりと最近にありました。

そのカメラ、具体的に何か?というと、コンタックスRTSです。そのお客さん曰く、同じような事例が他のRTSでもあったというのです。

これ、長年放置していたカメラに電池を装填して最初はイマイチな動作だったのが、1日くらいリハビリすると復活する~ってのと同系統の話なのではないかと思います。

ところがその逆で、新品電池だと動作しなかったのに、少し使い古した電池で動き出した~という例も数ヶ月前にありました。

その症状が特定の個体で発生したのではなくて、同機種(ニコンAF600)2台で同じ症状がみられたのです。

この症状の出たカメラを電気関係のお仕事をされていらっしゃるお客さんに相談したところ、以下のような推測をされました。

近頃の電池の特性が原因ではないだろうか!と。最近のカメラなど電気製品の多くは古い時代の製品よりも大きな電流を必要とするものが多いので、近頃の電池は内部抵抗を低くしているというのです。ところが、古めなフィルムコンパクトカメラではカメラ自体の内部抵抗が低いために電流が流れないのではないか!?というのです。電池は性質的に使って行くと内部抵抗が少しずつ高まっていくのと、電気は抵抗の高い方から低い方に流れるので、少し使った電池なら動作するんじゃないか!?と。

う~ん、話が難しくて分かったような分からないような...。

一眼レフや金属カメラなら壊れていてもジャンクとして販売出来ますが、プラスチック製コンパクトカメラの場合は壊れていると即廃棄…なんてこともあり得るので、動くモノを壊れていると判断してしまうのは非常に勿体ないことになるかもしれません。

 

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