ブロニカ RF645
ブロニカRF645が発売された2000年は、日常で使えるレベルのデジタルカメラがドンドンと登場し始めた頃でした。
それから5年ほどで、フィルムカメラとデジタルカメラの勢力図が変わってしまいましたから、このカメラが出荷された台数はマニアを中心に決して多くは無いと思います。
そうなると、手放す人も少ないから中古市場に出回る数というのは、必然的に少なめになりますよね。
去年の10月までは生産が続いていた模様ですが、カメラの買取りをしていてもこのカメラに接する機会は少ないです。
写真の個体は先日のお客さんカメラなのですが、ブロニカRF645のボディ背面を見て、ちょっと新鮮な感覚になりました。
フィルムカメラでも35ミリ一眼レフの上位機種になると、日付などのデータや露出設定を表示する液晶や操作ダイアルが並んでいたりして、メカメカしい機種も多いのですが、このカメラの場合は液晶が無いのに、ダイアルやスイッチ・いま風の小さめなボタンが並んでいます。極めつけはメモホルダーもレイアウトされていて、なんともアナログ感なメカメカしさなのです。
といっても、ゴチャゴチャと並ぶわけでもなく、必要最低限と思われる操作系が整然と並んでいるあたりにとても新鮮味を感じました。
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