我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2018年7月

2018年7月 3日 (火)

巻上げ軸に隠された証拠

常連Yさんからの話題提供。デジタルカメラ内に記録されている総ショット数じゃないけども、フィルムカメラのこんな部分を見て、撮影本数の多さを感じ取ることが出来る、って話です。

ニコマートは普及クラスのカメラなので、プロ機材のように酷使された個体ってのはあまり見かけないものです。この個体の外観も中古品として美品に分類できるレベルなのですが、かつて病院内で使用されていたもなのだそうです。

さらに詳しいことも分かっていて、日々の診察で患者さんの患部などを撮影していたのだそうです。1患者あたり10枚くらい撮ることもザラだそうなので、1日にフィルム数本撮るなんてことを何年も継続していたのかもしれません。

さて、撮影本数の多さを感じられる場所というのは、巻き戻しクランクを引き上げた時に見える軸の
摩耗なんです。

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画像をよく見ると分かると思います。上の方がすり減って真鍮色が出ていますよね。

試しに、我楽多屋にあった10台ほどの二コマートの同じ部分をチェックしてみましたが、1台もこんな状態のはありませんでした。

 

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2018年7月 2日 (月)

機種名あてクイズ!?

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キヤノンのレンジファインダー機って、ボディに機種名を記していないものがほとんどなので判別をするのが厄介です。

シャッタースピードや巻上げノブの形状、専用フラッシュ用レールの有無などで判別しないといけません。

それが「わかりずらくて嫌だ…」とボソッとFacebookページに呟いたら、いつも見てくださってるSさんから、お手持ちの4台の画像が添えられて「こんな感じです。全部分かりますでしょうか」と、挑戦メッセージ(笑)が届きました。

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カメラ屋のプライドにかけて、「画像からシャッタースピードなどを読み取りずらいのもあるのですが、、、右からⅡD改、ⅡD、ⅣSb改、ⅣSbでしょうか??」と答えました。

Sさんから「プロには簡単過ぎでしたね。失礼致しました。」とメッセージ。

ホント言うと、間違えちゃ~恥ですからアンチョコも確認してから答えましたけどね...。

そしてさらにさらに、Sさんから「こちらも分かりにくいですね。」と画像が送られてきています。これは皆さんも一緒に考えてみてください(^-^)

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2018年7月 1日 (日)

憧れの2階建てカメラ

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久々にネタが無くて苦しみました…。何かないか...と、我楽多屋店内を見回していて、絵的にこれかな?と思ったのが、この2台。

前にも話題にしたことはありますが、モータードライブやワインダーなどを付けた2階建てカメラが好きな人っているんですよねぇ。

世代的にみて、ニコンF3なんかのMF一眼がメインだった時代にカメラへの興味を持ち始めた世代の人たちです。

お小遣いやアルバイト代を貯めて一眼レフを頑張って買っても、モータードライブやワインダーまでは予算が足りなくて買えなかった~なんて経験の持ち主に、2階建て信仰者が多いようです(笑)。

そこには見た目の重厚感や機械感だけじゃなくて、プロ機材としてのイメージや連写への憧れも加味されているんだと思います。だって、手動巻上げの時代ですからね。

キヤノンEOS5とか~AF一眼レフの時代になると、ベースのボディ自体が自動巻上げの時代になります。それでも、これ系のグリップを付けるとバッテリー容量を増せるので連写速度を上げられるし、縦位置レリーズも可能になったりします。

そして、なんと言ってもMF一眼レフ時代からの潜在的な2階建てカメラへの憧れが作用してくるみたいです。

 

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