白く丸い部分には意味があった
フォクトレンダーの「ビトマチックⅢb」というカメラです。
ビトマチックシリーズの元になった、ビトーBのとてもシンプルなところが個人的に好きだったりするので、、、今までこのビトマチックにはあまり興味が無いと言っても過言ではありませんでした。
なので、画像のⅢb型の向かって左上面にある丸く白い樹脂の部分を「なんか安っぽいよなぁ~」とか思いながらも、それが何故なのか気にせずにいました。
が、これ。ファインダー内に露出表示をするための採光部だったことに今回気付きました。
画像のⅢbやⅡbはファインダー内に内蔵露出計の針が見えるようになっていて、そのための採光窓だったのです。
下の画像はビトマチックⅢbのファインダーを覗いたところなのですが、下方に黄色っぽく見える部分がそれです。丸い指標に指針を合致させると、適正露出が得られるようになっていますが、件の丸く白い部分を手で覆うと、この部分が真っ黒になって何も見えなくなります。
このファインダー。フレームの右下角にレンズ鏡胴部に記されたシャッタースピードと絞り値を投影させるようにもなっていて凝っています。あっ、ファインダーも等倍です。
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