イケずなアダプター
ずいぶんと前にこのアダプターを話題にしたことがあります。M42マウントのレンズをペトリマウントのボディに装着できるようにする、ペトリ純正のマウントアダプターなんですが、あの時は何故か?いや、運悪くボディが同時に無かったんだと思います。下の画像のように、アダプターをボディに装着した状態を見ることが出来ませんでした。
そして、なおかつ、このアダプターというかペトリのボディ側の問題で、多くのM42マウントレンズがこのアプターに付いても、それをボディへ装着できないというイケずな状態も確認出来ずにいましたが、今回それも確認出来ました。
これは、ペトリマウントがスピゴット式であることが一番の問題なのですが、例えば、上の画像のように絞りのAUTOとMAN.の切り替えレバーがあるタクマ―レンズでは、そのレバーがボディ側のスピゴットマウントの枠に干渉してしまうから、ボディへ装着が不可能なのです。
前回話題にした時には真実不明としていた~このアダプターがいつ頃のものなのだろう?という件、あれから7~8年過ぎた今、ほぼ確信が持てるのは、M42マウントで登場したペトリ一眼レフの初号機時代のレンズを、後から出たペトリマウントのボディに使えるようにすることが目的で作られたアクセサリーであろうこと。とすると、このアダプターは1960年頃のものであろうと思います。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。