我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2017年7月

2017年7月 3日 (月)

キヤノンT60

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2台ともお客さんカメラです。

キヤノンMF一眼レフのTシリーズ、国内で販売されたのはT50、T70、T90、そしてレンズ側にAF機能を搭載したAF過渡期のT80の4機種でした。が、輸出向けにT60という機種もあったのです。

国内ではAF一眼レフのEOSシリーズにほぼ移行した1990年代になってから、T60は発売されています。その理由は、海外ではFDマウントのMF機の需要が残っていたからだそう。

まぁ、そういう背景の違いがあるにせよ、国内で発売された4機種とT60で確実に違う点があります。それは、T60だけフィルム巻上げが手動なところ。あと、ボディデザイン自体も明らかに違うと思いませんか?

で...そのボディデザインや質感から、もしやあそこのOEM?という推測をしてしまうのですが、そう!その「コシナ」で間違いないようです。

このカメラの持ち主さんとお話をする中で、「キヤノンってOEM少ないですよねぇ~」と。まず、このT60が輸出専用だから余計にそう感じるんですよね。だって、コシナOEMを採用しているメーカーって、ニコン、リコー、オリンパスなどなど他はほとんどですもんね...。

キヤノンは他には、うんと昔のこと。以前話題にしましたが、キヤノネックスくらいじゃないのかな...。

 

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2017年7月 2日 (日)

LIGHT(O?)MATIC

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太陽堂カメラさんが造っていたカメラのブランドが「Beaty(ビューテイ)」でした。

その中のシリーズに「ライトマチック」というのがあります。連動露出計を内蔵した35ミリレンジファインダーカメラのシリーズで、1960年前後に順に登場していきます。

その最初のモデル「LM」。当時広告などに「ライトマチック」とは謳われていませんが、後にⅡ型がでることから同シリーズの初号機であるのは明白。ボディには「LM」と頭文字が刻印されているだけです。

次に出た、「ライトマチックⅡ」のボディには、画像のように大文字で「LIGHTOMATIC Ⅱ」と刻印されています。

その次の「ライトマチックⅢ」のボディには、大文字と小文字で「LightOmatic Ⅲ」と刻印されています。

そして、最終モデル「ライトマチックSP」には、「LIGHT MATIC SP」と刻印されます。

この表記の違いが気になって仕方ないのですが、全く解決が出来ずにいます。

また、画像の「Ⅱ」型の「Ⅱ」も、2本の縦棒の太さが違うという見掛けたことのないような書体です。ちなみに、「Ⅲ」型の縦棒の太さはみんな一緒です。

 

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2017年7月 1日 (土)

合理的ケース

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ローライのフード兼フィルターケースがスマート過ぎる件。

フードがちょうど入る大きさしかない、革ケース。

でも、パカッと開けてみると、そこには二つに分かれた収納部がありました。

そこにフィルターを2枚収納(さすがにキツキツですが)出来るようになっています。

それでケースの蓋が閉まるのか?と思う人もいるでしょうが、フードの前側の径が大きい側にフィルター収納部分があるので、フードの空いた空間に上手く収めてしまうような感じになるんで大丈夫なんです。

実にスマートに無駄なく作られた革ケースに感心してしまいました。

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