誰も見たことのない世界へ
「誰も見たことのない世界へ、あなたを。」はシグマのウェブサイトに書かれている、デジタル一眼機「SD9」のキャッチレーズです。
これが何を言わんとしているのか、、、今日はちょっと悪ふざけ風に行きます。
きっかけはこの「SD9」を持って来られたお客さんとの会話からでした。正直、私も教えていただくまでは知らなかったことなんです。
SD9の装備のウリの一つに「スポーツファインダー」があります。一般的にスポーツファインダーというと「枠」だけがあるような、こんな感じのを言います→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2014/07/post-4ade.html。
今どきのデジタルカメラでまさか!?と思ってしまいますけど、安心してください。まさか、ペンタカバーの上あたりに枠だけ出て来たりはしませんので。
じゃあ、何なのか?というと、SD9のファインダーを覗くと、クリアな中央部分に対して周辺部に半透明な部分があります。実際に写るのはクリアな部分のみで、半透明な部分は写りませんから、いわゆるスポーツファインダー的に見えるというわけです。
動体撮影をするときには向いているかもしれませんが、一眼レフでそれが必要なのか?などという意見も多いようです。結果、よく言うファインダー倍率ってのも低くなって、見づらい...。
何でこんな風になったのか正式には不明ですが、SD9のベースとなったフィルム一眼のSAシリーズは当然ながらフルサイズ。それに対してSD9はAPS-Cサイズ。この差を埋めるファインダーを作り直す手間を省いたからでは?ともいわれていますが...。
さて、キャッチフレーズの「誰の見たこともない世界」はきっと、シグマのデジタルカメラ独自の撮像素子Foveon X3で得られる画像のことを言わんとしているのでしょうけど、このファインダー覗いただけで、十分に見たことのない世界へ連れて行ってもらえます。
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