SUN DFレンズ
バリフォーカルレンズについては、かつてコニカの「VARIFOCAL HEXANON AR 35-100mmF2.8」を紹介したことがありました。
今回は「サンレンズ」の2本。「DF 28/35mmF3.5-3.8」と「DF 85/135mmF4」。
この2本はバリフォーカルレンズの特性を活かしたコンパクトサイズになっています。
普通、ズームレンズは焦点距離を変えてもピント位置が変わらないように設計されていますが、バリフォーカルレンズの場合はズレてしまうのです。その分、重さやコスト、F値の向上面で有利と言われています。
ところが、サンのこの2本は、カチッカチッと切り替えられる広角端と望遠端については、ピントがズレないように設計されている、という優れものでした。カチッカチッの中間域でも撮影は可能だそうですが、ピントはズレるとのこと。
で、その名も「バリフォーカル」じゃなくて、「ダブルフォーカス」。品名にある「DF」はその略だと思います。
その「カチッカチッ」の仕方が同じシリーズでありながら違うのは不思議な点。「28/35mm」の方は、ピントリング部分を前後方向にカチッカチッと6mmくらい移動させることで焦点が切り替わります。「85/135mm」の方は、絞りリングの前方寄りにある専用のリングを銀色のボタンを押しながら回すことで焦点が切り替わります。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。