ZUNOW vs YASHICA
「ズノー」というと中古カメラ市場において、超レアもの的な存在感を発しているカメラ・レンズのひとつです。このブログでも、そのレンズの「5cm/F1.1」については一度話題にしたことが有りました。
さて、ズノー光学工業(旧帝国光学工業)は、もともとレンズ製造によった会社だったようですね。他社のカメラ、オートテラやミネシックス、ミランダ等にレンズを提供していたようだし、今日の画像のシネカメラ用レンズも比較的よく見かけます。
ペンタ部に「Zunow」と記された希少な一眼レフ「ズノーペンタフレックス」も製造は、系列会社のものだったようです。
残念ながら、ズノー光学は戦前15年・戦後15年の計約30年程で幕を閉じるのですが、それはレンズ供給先メーカーの不振の影響も受けてのようです。そして、ヤシカに買収されます。
今日の画像のレンズ2本はどうみても同じレンズ。でも、片方の刻印は「ZUNOW cine」で、もう片方は「CINE YASHIKOR」。買収前と後を跨いで製造が続けられたレンズってことでしょうね。
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