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2016年4月19日 (火)

光学硝子がニコン製

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昨日の続きで、今日も「Windsor(ウィンザー)」です。

このカメラ、説明書に自ら謳っているように、「距離計連動35㎜カメラ」の『普及機』なんですが、レンズは贅沢をしています。そのレンズ「sigmar」の素材が何と、日本光学製(現ニコン)なんです。

ここの表現を間違えると大変なので、説明書に添えられていた案内を抜粋します。

「既に世界的名声と水準を確立した日本光学工業株式会社で特に弊社の為に特別処理と厳密な検査を経た光学硝子により製作されて居ります」、とのこと。

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さらに、「ウインザー35製造元 東興写真株式会社技術部長 中山豊槌」氏の名前入りで以下のようにも。

「光学硝子及びレンズ製作に就いて/レンズ製作最も重要なのは使用材料(光学硝子)が光学的に均一であると云う事です。弊社では此の点を特に留意し、如何なるレンズ用部品と謂えどもおろそかにせず、光学硝子は特別に日本光学工業株式会社へ依頼して最高級の処理を行つたものを使用して居ります。屈折率の変化に対しても其の材料毎に修正設計を行ふ事は勿論、完成レンズに対しても厚み、直径、曲率半径及び中心部周辺部の測定等一個一個厳重な検査の上組立てを行つて居ります」、とも記されています。

レンズの材料は日本光学製だけど、レンズ自体は自分のところで製造している~って解釈で良いと思います。

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