カメラ使用説明書ABC
1953年発売の「Windsor(ウィンザー)35」。
その使用説明書の表紙に、「カメラ使用説明書ABC」と掲げられているのに趣を感じて、先日その画像をFacebookページにアップしたところ、「どういう内容なのか?」というコメントをいただいたので紹介したいと思います。
その時アップした画像に私が「恋の手ほどきABC みたい」なんてコメントを添えたものだから、なんか想像逞しくしちゃった方も居らしたかもしれませんね(笑)。
この使用説明書、広げるとまずこんな序章があります。
やはりワクワクしますね。
さて、「A」は、『Windsor カメラにフイルムを装填するには…』です。
続いて、「B」は、『Windsor カメラで撮影するには……』。
最後の「C」は、『Windsor カメラから撮影済のフイルムを取出すには……』。
どうです?案外と真面目なABCでしたよね(笑)。でも、時代を感じる言い回しなどもあって、とても楽しい。
そして、ツッコミどころもありまして、、、
- 「シヤッター」を「シッヤター」と誤植しているところがあったり、
- 「ノッブ」と「ノツブ」が入り乱れていたり、
- 見出しの最後が「A」だけ「…」なのに、「B」と「C」は「……」と点の数が多くて余韻を残してみたり、
- 「C」の「5.」は、どう考えても、撮影後の注意事項ではないから、「B」に書くべきことなのに、、、とか。
実はこのカメラ、さらに魅力的なことがあるので、それは明日のネタにさせていただきます。
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