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2015年8月27日 (木)

間違え探し!?

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画像のレンジファインダーキヤノンは、バルナック型ライカを模した底部落とし込みフィルム装填方式から、裏蓋開閉式になってからのレンジファインダー機、初期の頃のうちの3機種です。

上から見ると、微妙な違いがあって面白いです。

どれが正解で、どれが間違えって…ことはないので、「間違え探し」は適当な言葉じゃないけども、そう言いたくなるくらいの微妙な違い。

ポイントは、巻上げと巻き戻し部分ですね。

一番下のⅤTは、基本が底面にあるトリガーレバーで巻き上げるのでボディ上面は簡素化されていて、背面上部にあるボタンを押すとわずかにポップアップするノブしかありません。しかし、他の2台は底部にトリガーレバー無いので巻き上げレバーがちゃんと装備されています。

巻き戻しについては、クランク式とノブ式(レバー操作でポップアップして出てくる)の2種。クランク式の方が上級機及び後発機種の装備品。ということで、このシリーズ初代ⅤTと2号機L2(画像真ん中)はノブ式で、後発上位機種扱いのⅤLはクランク式。

下の画像では、クランクを立てたり、ノブを引き上げてみたりしました。

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右から、両ノブを引き上げたⅤT(1956年8月発売)、L2(1957年3月発売)、巻き戻しクランクを引き上げたⅤL(1958年3月発売)。

 

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