WERRAの巻き上げ
東ドイツ・カールツァイスイエナ製のウェラ。
「WERRA」と書きます。ドイツ語の発音的には「ヴェラ」に近いらしいです。
距離計付、露出計付などバリエーションがあるのですが、これが最初のオリジナルバージョン。距離計も露出計も付いていません。そして、とてもシンプルなデザインです。
シンプル過ぎて、ボディ上面、底面、前面、背面のどこにも、巻上げレバーらしきものが見当たりません。1954年登場のモデルだし、まさか自動巻き上げってこともなく...。
さぁ、このカメラはどうやってフィルムを巻上げ・シャッターをチャージするのでしょうか??ご存知の方も多いでしょうが、知らないと、これは~ちょっと教えてもらわないと分からないレベル。
答えはまず動画で!
いかがでしょう?ご覧になれました??
ご覧になれなかったのために簡単に説明しますと、レンズの根元部分、ボディと同じように緑色の貼り革がされている部分を正面から見て右方向に50°くらい回転させると、フィルムが巻き上がって・シャッターチャージされるんですよ。
それと特徴的なのが、ボディと同じように緑色の貼り革をされた専用のフードとキャップ。キャップはそのままではレンズの前にねじ込めず。フードを反対側にしてボディ(レンズ)側にねじ込んでから、その前面にキャップをするようなスタイルです。
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