だめだめレンズ!?
もう20年来ご来店いただいている、いいものコレクション系お客さんのお話。
非常に状態の良い「ローライフレックス・オートマットⅤ テッサー付」を、もう何年も前にいいお値段で購入してから、ずっと飾ったり仕舞いこんだりしていたそうです。それを最近いよいよ持ち出して、フィルムを入れて撮影したんだとか。
「で、現像したらこのザマよ~」と、現像上がりのフィルムを見せてくださいました。
「どこにもピンが来てなくて...不思議なものが撮れた...」と。
2眼レフですからピントグラス覗きながらキッチリと撮ったはずなのに、撮影用のテイクレンズに問題あったんでしょうね。
「カメラ屋さんなり修理屋さんが販売前にクリーニングでもした時に、レンズを間違えて組んだりしたのかもしれないけど、買ったのがもう何年も前だから、今さらだしね。嫌になって、カメラ仲間に事情を説明した上でもう譲っちゃった~」とも。
ですね~。仕上がってビックリですね。でも、ある意味撮ろうと思っても撮れない不思議な写真ですよね~、なんてお話をしたら、「フィルムも要らないから置いてくよ~」と。
我楽多屋にもあるような...くもったり、カビ玉だったり~のジャンクレンズ的感覚で、つい、そんなこと言ってしまったのですけど。キッチリ撮れていると思って撮影したのに、この仕上がりだと落胆は大きいですよね。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。