PETRI COMPACT E
「×2 24×18 SIZE !」
これはハーフ判のカメラ「ペトリ コンパクトE」の元箱に記されているセールスポイントで、フォーマットが「24㎜×18㎜」サイズなので、フルサイズ(24㎜×36㎜)の2倍撮れますぜ!ってこと。
デジタルカメラ主流の時代になった今、「フィルム代が高い!現像代が高い!」という声をよく聞きますが、このカメラが登場した1960年代と現在を比較すると、世の中の物価に対してのフィルム代や現像代は確実に当時の方が高価なものだったんですけどね。
そういう背景もあって、同じフィルム・同じ現像代で倍の撮影枚数を稼げるハーフ判は登場したわけです。
さて、この「ペトリコンパクトE」というカメラ、かなりレアです。これのベースになったオリジナルの「ペトリハーフ」もレアですが、多分こっちの方がレア度は高いと思います。
機能的にはペトリハーフに露出計を付けただけです。でも、それがまさに取って付けた的なので、デザイン的にはこちらの方がやや劣りますかね。。。(私感ですが)。
当時のペトリのウリ。緑のファインダーはこのコンパクトEでも健在です。
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