露出表読んだところで。。。
ボルタ判のカメラです。
ボルタ判フィルムは、35㎜フィルムと同じ幅でパーフォレーションがなく、裏紙付のフィルムです。
もともとはドイツのボルタヴィットというカメラとともに1936年に登場した規格なんですが、意外にも日本で発展したと言われています。昭和20年代にちょっとしたブームになったといえそうです。
有名なのは一昨日のFacebookページにアップした「START」でしょうか。
今日の画像のカメラは、東郷堂が造った「HOBIX DI」というボルタ判カメラ。これも、「MADE IN OCCUPIED JAPAN」ものでした。
ビューファインダー(光学式透視ファインダー)もあるのですが、2眼レフのようにウエストレベルファインダーも付いています。
トイカメラに少し毛が生えたようなレベルですが、凝った作りのモノが多かったのも、ボルタ判カメラの特徴かもしれません。
ただ、今回私のツボにはまった理由は、ボディ背面に貼られた露出表。
絞り5段階、シャッター速度8段階で表示されていますが、このカメラには絞りは、22・11・5.6・4.5の4段階しかないし。シャッター速度は、B以外には1/100・1/50・1/25の3段階しかありません。。。
このいい加減さ…。
よく見ると、露出表を留めているビスとは別の場所にも穴があるので、違うカメラのを勝手に貼り付けたのかな、、、とも思いましたが、ネットでこれと同じ状態のモノがありましから、そんなこともないのでしょう。
露出表読んだところで、設定のしようがないってね。。。
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