マミーカメラ
昭和30年前後に流行したボルタ判フィルムを使うカメラには、トイちっくなカメラが多いのが実際のところ。
で、マミヤというと真面目なカメラ造りで、ちょっとお堅いイメージまであるのですが、そのマミヤもボルタ判のカメラを出していたんです。
この「mammy(マミー)」がそれ。
パッと見た目は、やはりトイちっく…!?と思うのですが、手に取ってみると、この手のカメラとしては、良く造られている感じが伝わってきます。
気になって、当時の広告を探してみたところ、やはりマミヤさん自身、そこらへんの違いを謳っていましたよ。
「定評ある一流メーカーの製品ですから安心して御愛用できます」
→ 自ら「一流メーカー」って言っちゃってます。
「価格は普及価格ですから低廉です。単なる玩具の様な品ではありません」
→やはりトイではないらしい。
「体裁も機構も高級機その儘の性能を具えた優秀な本格カメラです」
→そこまで大袈裟でもないような…。
「マミーは誰方にも初からよい写真を撮れる様に設計されたカメラです」
→デジカメの謳い文句みたい。
結果的には、古い広告にツッコミを入れたくなって、ブログネタとして取り上げてしまいました。
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