我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« 街頭写真 | メイン | 世界の中古カメラフェア »

2013年5月28日 (火)

Komaflex-S

Z1837

このカメラ、ご存知ない方も多いのでは…。

日本製のカメラですが輸出専用モデルだったので、まずお目にかかる機会が少ないのです。

そして、「Komaflex-S」という名称から、国内製と分かっても、どこで造ってたの?って感じになりますよね。

で、どこなのかというと「興和」。コルゲンコーワのコーワです。昔はカメラも造っていました。

「Kowa(コーワ)」を名乗ってくれれば、分かる人も増えるのでしょうけど、、、何故に「コマ(フレックス)」???

この名称の由来には諸説あるようですが、一番よく聞かれるのが、発売前の売り込み時なのか申請時なのかの時点で、「Kowa」を「Koma」と間違われたから~という説があるのです。確かに「w」を天地ひっくり返して「m」になっただけのことだし。。。

Z1835

ただ、ピントフードの上面にある赤丸マークにもしっかりと「Koma」って書いちゃってるんですよね。でも、レンズには「Kowa」とあるので、興和製で間違いありません。

「Komaflex-S」 : 1960年発売の対米輸出専用モデル。欧州向けには違うネームだったらしい。127フィルム使用のレンズシャッター式1眼レフカメラです。レンズは固定式で、前に付けるコンバージョンレンズが存在。「S」以外にモデルはなくて、シリーズとしてはこの1機種のみ。後から発売される「Kowa/SIX」を小さくしたようなデザイン。(一番上の画像:35㎜フィルムはサイズ見本として置いてあります。これが使用フィルムではありません。あと、この個体は張り革が純正品とは替えられています)

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。