フィルムAFカメラ
今、市場的に一番淋しい状況にあるフィルムAFカメラ。
現状として、フィルムを使って写真を楽しもうという人の場合、そのほとんどが、より年代モノの金属製機械式MFカメラに走りがちだからです。
そこには、ジックリ考えて撮る~とか、カメラの操作を味わいながら撮る~的な深い楽しみがあるからだと思います。
逆に、簡単に失敗なく撮るならデジカメがバッチリなわけで、それだって十分に説得力のある話なのです。
だから、その狭間のフィルムAFカメラが、お呼ばれしない状況になっているのだと思います。
ただ、「フィルムで撮る」というテーマを重視した場合。これは、少し前に話題にしましたが、「プリントに残す」とか「人に写真を贈る」的な写真文化を大切にすることを意識するための、あえてのフィルム撮影重視案。この場合は、失敗なく確実にキレイに撮れる~フィルムAFカメラってのが、俄然使える存在になるんです。
このGW休暇中に、それを再認識してしまった私。FUJIPET35を持って出かけました。
まさにこのカメラは、持って歩く~操作する~こと自体が楽しめるカメラなのですが、現像してかなり落胆したのです、自分の技術の低さに。
まず、うっかりと多重露光をたくさんやってしまう。ピントが目測なので、ピンボケ多し。
まぁ、言い分けすれば、デジカメばかり使って慣れてないから…。当然、克服する方法もあるでしょうけど。被写体が人だったりすればそんな猶予も許されず、カメラがクラシック・マニュアル過ぎるのも未熟者には問題になったりもします。
また先日、フジのナチュラを持ち出した時もちょっと失敗したこと、自白しておきます。
飲み屋さんで人の写真を撮ろうと思って、このカメラを選択して意気込んでみたわけですが、24㎜という搭載レンズが超広角過ぎて寄りの写真が撮りにくかったこと。ナチュラの感度1600フィルムに頼ったノンフラッシュ撮影を過信してしまい、ちょいと暗い写真ばかりになってしまいました。。。
で、結論はというと、、、場面によって使うカメラを選ぶのも必要~というか楽しい!って、カメラ屋的な締めでどうでしょう?(笑)
次、飲み屋さんにはこれを持って行こう!オリンパスμ-Ⅱ。