三脚座
ニコンAF80-200㎜F2.8の最初期型には「三脚座」がありません。
これを手持ちで使おうというのであれば、きっと左手でレンズの下方を支えて構えると思うので、もしかしたら「三脚座」の有無は~それほど気にならないのかもしれませんが、、、
しかし、これだけ重いレンズを手持ちで使うということ自体が体力のいること。そして、望遠レンズですから当然ながらブレやすくなるわけです。
よって、三脚に据えて使うパターンが必然的に多くなると思うのですが、そんなとき普通は、これだけ重いレンズの場合はレンズ側に備えられた三脚座を使って、三脚に取り付けるもの。当然ながらその方がバランス良いからです。
ところが、このレンズには三脚座がないのでカメラを三脚に装着することになります。こんな重く長いレンズの重みをカメラのマウント部だけで支えさせるのは、カメラに酷すぎるというモノ。バランスも保ちにくいハズ・・・。
カメラ側のマウントがプラスティックだったら、簡単に割れてしまうかもしれません。そうでなくても、マウントの歪みやボディ内部への負担も考えられます。
実はニコンさん、次のマイナーチェンジモデルからは三脚座を装着するんです。。。まさか、付け忘れたとか、それともよく言われる「使う人のことを考えずにモノ造りしてる・・・」ってことじゃないですよね!?
当時このレンズを使っていた人の中には、自身で三脚座を加工して付けたり、用品メーカーが出している補助ステーみたいのを利用して対応していた人も多いようです。
ちなみに、このレンズの重さ1354グラム。ボディのF-801は789グラム。