F-801にオートニッコール
特に変わったところのないニコンF-801。でも、よく見るとかなり使い込まれていて、キズやテカり満載です。
装着されたレンズは、ニコンFの時代のオートニッコール50mm/F2。こちらも塗装が剥げて貫禄出ています。
この組み合わせが「渋いなぁ~」ということで、ちょっと格好つけて記念撮影しました。
実はこのボディとレンズの組み合わせ。我楽多屋で別々に売っているものをお客さんが組み合わせて、買うか・買わないか?迷っていたものなんです。
それを脇で見ていた私、「おぉ、渋い組み合わせじゃん!」と思ったのです。で、このままお買上げされたら、どうしよう?くらいに思っていたら、幸い!?お客さんは別のカメラとレンズを買って行かれたので、こうして、後から記念撮影することが出来ました。。。
この組み合わせだと、F-801のオート露出機能は一切役に立たず。絞り優先露出さえも不可能。露出は自分で決めないといけません。
でも、それを割り切って使うところと、ボディとレンズの外観の程度悪さがとても渋くて、いいと思ったんですね。
今、あえてフィルムで遊ぼうとするなら、こんなスローな心構えが逆に楽しいと思います。
ちなみに、厳密には(取説上)、この組み合わせ(F-801とAi加工されていないニッコール)は出来ないことになっています。でも実際には、ほとんどの場合装着できるんです。
ただ、実は上の画像の状態はちょっといけません。何故なら、レンズに付いてる露出計連動爪が邪魔して、絞りを最小絞りまで持っていけないから。下の画像のように、爪を外す必要があります。