この切れ込みは?
また細かい突っ込みを~!と言われればそうかもしれませんが、大胆と言えばかなり大胆なデザインのレンズなので~。
鏡胴中腹部のズームリングがスパッと切られたような形をしていて、右と左(向こうとこっち)で違う顔をしています。
後から加工されたもの?と疑ってしまうくらいだけど、売られている時からこのデザイン。
メーカーはあの?ペトリ。またやらかしてくれました~って感じ。スペックは85-210mm/F4.8で、1970年当時27,000円。
ちょうどこのレンズも載ってるカメラショーのカメラ総合カタログがあったので、ペトリのページを開いてみると、こんな記述がありました。
「超解像力を誇るペトリレンズは、永年の研究と経験を持った当社の技術陣が、新種ガラスを用い最新の光学理論に基いて作り上げた最高級レンズです」と。また、「すべてのペトリ交換レンズは設計にあたって、ペトリ一眼レフのメカニズムを電子計算機にかけ、カメラボディが求めるデータを検索し、これにもとづいて合理化された社内一貫作業で生産されております」と。
まぁ~すごい言葉が羅列されていますが、言われなくても当然そうしておいてもらわないと困る内容ともいえます。
それと~、まったく推測の域を出ないのだけど、噂として聞いたこともある、「ペトリのレンズは「サン」が作っていた…」という件。
同じカメラ総合カタログのサン光機のページに、全く同スペック(85-210mm/F4.8)のレンズが出ていたりするんですよねぇ???