カメラボディに撮らせてあげる
ボディとレンズの組み合わせについて、こだわる人がいらっしゃいます。
実際に中古市場などでは古いものほど、ボディとレンズの時代考証が合っているものは価値アリと見なされますし、合っていないとカメラ屋さんが別々に売ったりするものです。
その前に、、、レンズ交換式カメラというのは、レンズを付けないとボディだけでは写真が撮れないもの・・・
ある人がこんなことを言ってました。「古いカメラボディに新しいレンズを付けて撮るという行為は、ボディより後年の進化したレンズを付けることで、そのボディにより良い写真を撮らせてあげることが出来るのだ~」と。
ほほぉぅ、カメラボディを擬人化したようなおもしろい見方。こんな見方もありですね。
確かに、ボディというのは基本的に箱に過ぎないわけで、描写はレンズによる部分がほとんどなわけです。装着するレンズなりの描写を、そのカメラボディにさせてあげて、我々は写真を得る~ってことですな。
最近のデジタル一眼にオールドレンズを付ける遊びは、その逆の行為ではありますが、最新のカメラに古き良き描写を撮らせてあげる~と解釈も出来ますね!
この考え方、カメラボディをこよなく愛する人の発想~って感じでしょうか。
上の画像、左のセットは現代のデジイチにオールドレンズを装着したパターンで、新旧は明らか。右のセットはニコマートFTにNewニッコール50㎜を装着したパターンで、レンズの方が後発品。一眼レフ用の標準ニッコールには数世代あるのですが、ニコマートFTには時代考証的に第1世代が付いてるはずで、Newニッコールは第3世代。