我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2012年9月20日 (木)

100万枚撮りフィルム

G254
コブクロの「Million Films」という2004年発売の楽曲。もう8年も前の曲だけど改めて聞く機会があって、

100万枚撮りのフィルムでも撮りきれない程の想い出を 君と二人 未来へ焼き付けていけたらいいな

というフレーズが気になりました。

ちなみに、この曲はフィルムで写真を撮って~というカメラ好きな人の内容ではありません。

「100万枚撮りフィルム」という表現が、想い出や記憶の例えとして使われているのですが、ちなみに、100万枚撮りフィルムは36枚撮りフィルムに換算すると、27,777本分。

以降、「君と二人」50年連れ添ったとして、36枚撮りフィルムで年間555本分。同じく月46本分も消費しないといけません。

一言で「100万枚」なんて唄ってますが、すげぇー量です。

これだけだったら、茶化しにしかならないので話題にしなかったと思いますが、「焼き付けて~」というフレーズも興味深く感じたので。

「焼き付ける」とは、言うまでもなく写真の世界では「引伸ばし機などでネガ像を印画紙に感光させること」ですが、そうでなくても、「心に焼き付ける」とかいう風に人間の想い出全般にも使いますよね。「記憶」と「写真」、こんな部分に共通性があることに、写真文化の奥深さを感じちゃったりしました。

デジタルの世界では、「保存」とか「ダウンロード」とかって言葉になってしまって、ちょっと味気ないような…(笑)