ビッグミニF
コニカビッグミニは、コンパクトカメラの中では比較的評価の高い機種です。
ここにあるのはそのビッグミニの高級グレード「F」。F2.8の明るいレンズを搭載していて(ノーマルグレードはF3.5)、外装も金属製で高級感があります。
ここで気になる点を一つ。ノーマルグレードのビッグミニも、この「F」もそうなんですが、レンズカバーが無いのです。
同年代のコンパクトカメラの場合、電源をオンにすると、シャカッとレンズの前にある扉状のカバーが開いたりするものが多いですが、そういうタイプでも無ければ、原始的に!?にパカッと被せるキャップがあるわけでも無し。。。
レンズの前にガラス製(多分)の固定式ガードがあるだけなので、ここに傷が付いたらおしまいです。
ただ、実際にそのガラスに大きな傷がついてしまっている個体を見掛けたことが、そうそう度々あるわけじゃないですから、それなりの強化ガラスを使っているのでしょうか。
そこで連想してしまったのが、腕時計の風防。
安物しか使ったことのない私は、日常生活の中でそこらにブツけてよく傷をつけていましたが、10年ほど前に同業のとある御大から譲っていただいたタグホイヤー。この風防はサファイアガラスというので出来ているらしく、傷に強くて、以前と同じようにブツけても傷がつかない!聞いた話によると、ヤスリをかけても傷つかないとか・・・。
そこで、タグホイヤーとビッグミニFを並べてみました。
ビッグミニFのレンズガードの材質が何か分かりませんが、円周部に光沢あるリングを配しているからか、タグホイヤーのサファイアガラスと十分につり合い取れているような気がしてきました。
最後に、このビッグミニF。装備表によると、スカイライトフィルターを内蔵しているとのこと。それって、レンズガードのことでしょうか!?
【追記】すみません。ビッグミニのノーマルグレードがすべて固定式のレンズガード付のような記述をしてしまいましたが、初代ビッグミニは電源オンでシャカッと開くレンズカバー付でした。下の画像参照。左から初代、二代目、三代目の順に並んでます。