COMBI-METER
時々見かけるドイツ製の距離計です。1950年頃のものらしいです。
「COMBI-METER」というくらいですから距離以外にもうひとつ、あるものを計測出来るわけで、それは露出。
距離計の方は一般的な二重像合致式。
一方、露出計は光学露出計というタイプ。ものの本によれば「露出計を被写体に向けやっと見える数値を読み取り、その数値を表に移して露出を知るもの」と、ありました。
そんな風な使い方なんだろうなぁ~とは思っていましたが、見かけるCOMBI-METERのほとんどは、いつも露出計の方はうまく働かないものばかりで、見かける度に不完全燃焼で終わっていたのでした。上の画像でいえば、左の窓が距離計の覗き窓。右の窓が露出計の覗き窓。
今回改めて調べたりしてみたのは、飯田鉄先生から「これの使い方分かります~?」と聞かれたから。飯田先生もまともに動いているものを手に取ったことがないような様子でした。
後からジックリ検品してみたら、実はちょっと覗き方にコツがあったみたい。距離計は窓に目を近づけて覗きこまないとダメですが、露出計は少し目から離して覗くと、数値の明暗が判断できそうなのです。
もしかしたら、今までも見方が悪かっただけなのか。。。
単独の距離計と考えても決して大きいモノではないし、露出計としては不安な部分があったので、今回も距離計としての値段を付けているので、もしやこれは特価品かも(笑)。