乾電池のデザイン
買取り依頼のあった品物のチェックや整理をしていると、電池が装填されたままのカメラやストロボなどを比較的よく見かけます。使われていたのもなら良いのですが、その状態で長年放置されていた場合は、電池が液漏れを起こしていたりすることも多々あります。
ニコン製の8ミリカメラから出てきた単3型の乾電池4本。液漏れを起こしていて電池ブタを開けるのに苦労しましたが、現れた電池を見て「懐かしい~!!」と思ってしまいました。画像は比較的液漏れが少なかった1本です。
私が「懐かしいなぁ~」と言うと、傍らにいたアルバイトは、「え~!懐かしいんですか!?初めて見ました。でも、素敵なデザイン!キーホルダーにでもしたい!」と。
フィルムのパトローネと同じように、乾電池の外装デザインも時代とともに変わって来ているのでしょうが、今まで特に意識をしたことはありませんでした。ただ、私にとっては、この色・このデザインは乾電池の象徴みたいなイメージがあるんですけどね。
現在でもこのデザインで赤い部分が、黒のタイプの乾電池は残っているようです。当然ながら、「ナショナル」ではなくて「パナソニック」ブランドに変更されていますけど。
それと余談ですが、赤メインで、白帯の中に銀色のライン~というこの色・このデザイン。地下鉄丸ノ内線の昔の車両と似ていると思いませんか?
この話をアルバイトにしたら、やはり通じませんでした…。
今、丸ノ内線では昔のデザインをイメージした車両が時々走っています。ピンク色の車内壁面、緑色の床、外装の波型ラインなど。でも残念なことに、ホームドアが設置された丸の内線では、腰くらいの高さにあるこの波型ラインを見られる場所・チャンスが非常に限られてしまいます。せっかくなのに、なんだか残念な。。。