ネクシアQ1
デザインや見た目には、人の好みってのがありますから、何とも言い難い部分ですが、、、ここ10数年の間で私が個人的に気になったカメラがこれです。
私自身はデザイナーでも何でもないので、あ~だ!こ~だ!と評論など出来ませんが、気になる一番の理由は、自分が良いと思ったのに、一般的に評判になっていない・・・という点かもしれません。
このカメラの名は、フジ「ネクシアQ1」といって、APSフィルムを使うカメラです。発売は2001年、カラーバリエーションがいくつかありました。
性能的には特徴のない簡単カメラで、当時のカメラ総合カタログに「きれいに撮れてファッショナブル。ピントは全自動オートフォーカスで、フラッシュは暗い時に自動発光」と書いてありました。シャッターは1/100秒固定、レンズは2群2枚構成の22ミリF8。撮影モードの切り替えもなければ、フラッシュの強制発光やオフモードもなし。
価格は数千円の安カメラ!?だったのも事実です。
しかし、元来のカメラの形にあまりとらわれていない割り切ったデザインは、持ち運ぶ時も撮影で構える時も、案外と手に馴染むいい形をしているのです。
一時、インスタントカメラで一世を風靡した「チェキ」に似ているという人もいるかもしれませんが~、いやいや随分な違いがありますよ!こちらは洗練されています。
しかしながら、今回少し調べたところ、このカメラが「グッドデザイン賞」を受賞していることを知りました。さらに、2004年に同ネームのままマイナーチェンジをして、外装が微妙に変わっていたことも!ちなみに、上の画像は初期型。後期型はこちらで→http://fujifilm.jp/personal/filmcamera/aps/nexiaq1/index.html
で、売れてはいたみたいです、、、マニアではなくて一般向けに。ただ、その価格からか、使い捨て感覚で使われていた可能性も高く、今となってはあんまり見かけないのかもしれません。まぁ、それにマニア受けする本格的カメラではないですしね。
その後、2005年には、ほぼ同じデザインのデジタルカメラ「Q1 DIGITAL 4.0 Ir」(http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj1319.html)も登場。こちらに関しては、私は実物を見たことがありません。