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2009年9月17日 (木)

スピゴット マウント

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ペンデジなどマイクロフォーサーズマウント採用のデジカメが登場したことで、オールドレンズを含めたレンズ遊びに拍車がかかっています。シネ用のCマウントレンズや、キヤノンFDマウントレンズなども、マウントアダプタを介して使えるようになり、使えるレンズの対象がかなり広がりました。

ところで「スピゴット マウント」って知ってますか?多分、多くの人が「どんなマウント?」「どこのカメラのマウント?」などと言われるのではないでしょうか?

「ニコンFマウント」や「ライカMマウント」などのように、カメラやレンズのマウント形状の分類ではなく、「スクリューマウント」や「バヨネットマウント」と同じように、取り付ける方式の分類と考えてください。

それでも、分からない人が多いはず、、、実は私もつい先日、マウントやフランジバックの勉強をしていたアルバイトに「スピゴットマウント」って何ですか?と質問されたのがキッカケで知ったのです。

日本カメラ社の写真用語事典によれば、「レンズ交換式のカメラで、バヨネットによりレンズとカメラを取り付けたのち、レンズ後端のレンズマウント周辺に付いているリングか、ボディー側のリングを回して、レンズをボディーに締めつける方法で、バヨネットリング式ともいう。レンズ自体を回さない点が普通のバヨネットマウントと異なる」とあります。

具体的には、キヤノンFDマウントやペトリマウントなどがそれ。画像左側のFDマウントはレンズの後端にリングが付いている方式、右側のペトリマウントはボディー側にリングが付いている方式。どちらのマウントも、時々、着脱の方法が分からない。。。という人がいますね。

「スピゴット」、ちょっと覚えにくい言葉ではありますが、覚えておくと少しくらいは偉そうに語れるかもしれませんね(笑)。ついでに、「スピゴット」とは英語で「(水道などの)栓」のことだそうです。消火栓などのようにホースをつないでリングを回す動作と似ているから付いた名称だそうです。