大口径コンパクト
先日、「マミヤSuper Deluxe」を紹介したところ、久々に呼びましたよ!それまで、うちの店で何年間も見掛けなかったのに、再び、同じカメラが入荷しました。それも、自分よりも明るさが0.1明るいレンズを付けた仲間を連れてきました。
仲間と言ってもメーカーは違ってヤシカ製、「Lynx-14(リンクス14)」というカメラです。レンズ好きには魅力の富岡光学のヤシノンDX45mm/F1.4が付いています。
この2台を並べてみると、ボディーの大きさはほとんど同じ。そこにフィルター径にして55ミリの大きなレンズが装着されていて、コンパクトと呼んで良いんだろうか?と思うくらいの重力級です。
一緒に並べたペトリカラー35がオモチャのように見えてしまいます。
ヤシカ リンクス14/1965年発売。先に登場している他のリンクスシリーズが最高速1/1000秒シャッターを装備しているのに対して、このリンクス14の最高速は1/500秒まで。大口径レンズを装着する制約の為と思われます。また、このカメラ登場の翌年に「ヤシカエレクトロ35」が発売されて、簡単EE機構撮影が大衆に受け入れられたことで、台数はそれほど伸びなかったようです。
それから、マミヤSuper Deluxeの正式名称は「マミヤ35 Super Deluxe」でした。それと、前回の個体の軍艦部に貼られていたプレートは今回の個体には無く、「MAMIYA」と刻印されています。