「3」と「F」
上の画像は、先日買取り依頼のあった品物です。すべて同じ人からの買取り品です。一眼レフとレンジファインダーカメラという組み合わせが珍しい訳ではありません。
買取り成立後に、当方で作成している「買取カード 兼 仕入伝票」に品名、製造番号等を記入している時に気付いたことなのだけど。。。
一眼レフは「ニコン F3」というモデル、レンジファインダーは「ニッカ 3F」というモデル。たまたま偶然なんでしょうが、品名が「3」と「F」の順序が入れ代わっただけ。しかし、2台のカメラに共通点はありません。
このことは、きっとカメラを手放しに来られたお客さんも気付いていないことでしょう。。。でも、たまたま気付いてしまった私には何か不思議な後味が残りました。で、大したことじゃないのだけど、些細なご報告までということで、アップしておきます。
無理矢理に共通点を見い出しておくと、当時のニッカにはニコンのニッコールレンズが標準レンズとして組み合わされて販売されていました。画像に写っているレンズが、まさにそのニッコール50mm/F2です。
ちなみに、私は高校3年生の時のクラスが「3年F組」でした。。。
*ニッカカメラ / ニッカカメラの前身である光学精機社は、戦争により輸入が困難になったライカのコピー機を軍の命令により製作していた。戦後は社名を「ニッポンカメラ」→「ニッカカメラ」と変えながら、コピーライカの製造を続けた。1958年には「ヤシカ」の子会社になり、1966年吸収合併される。今回登場の3Fは1956年の発売。