先週、アサヒペンタックスSPの取扱説明書の初版モノについて話題にしました。そのペンタキシアンさんから、それを理由付ける興味深い追加情報をご提供いただきました。
アサヒペンタックスSPの製造段階最初期、ボディ上面に「SP」の刻印をしていない個体が僅かにあるのだそうです。それらは基本的に市場へは出回らなかったようなのですが、そのペンタキシアンさんは1台お持ちなのです!
見せていただいた貴重な1台のシリアルナンバーは「100213」。
それに対して、初版と思われる取扱説明書に載っているボディに記されたシリアルナンバーは「100295」と、実に近いナンバーなのです。
この僅差が初版であろうと推測する理由の一つ。これ以外にも、SPの取扱説明書を10数種類お持ちのペンタキシアンさんが内容を見比べれば、印刷された世代順は容易に推測が付くのだろうと思います。
★本日4月22日(月)、我楽多屋は地元商店会総会参加のために閉店時間を繰り上げて、午後3時45分に閉店させていただきます。よろしくお願い申し上げます。ちなみに、明日23日は第4火曜なので営業する火曜日です。
数日前のお客さんカメラです。
「LUMIXDMC-L1」は、パナソニックのレンズ交換式デジタルカメラの初号機です。
私の勉強不足が露呈(または認知機能の低下ですっかり忘れている)...聞いた時に「えっ!」と思ってしまったのは、このカメラはオリンパスとの共同開発らしいです。外装は違いますが、オリンパス E-330とは兄弟機になるそうです。
一見「デカっ」と思ったけど、プラボディだからか!?案外と軽かったです。
一番の特徴はミラーがオリンパス・ペンFのように、横方向に跳ね上がる点。ペンタプリズムを使う多くの一眼レフカメラと違って、ポロプリズム(ミラー)を使っているのですね。オリンパスの血が流れている~とか勝手に思ってしまいます。
このお客さん、最近はオールドデジカメを使うこと自体を楽しんでいらっしゃるようですが、このボディについては装着されているレンズ「Dズミルックス 25/1.4 ASPH.」を使いたかってのも入手された理由のようですよ。
ライカスクリューマウント(L39)のボディキャップって、そもそも明らかに純正品と分かるものが非常に少ないです。
「E.LEITZ WETZLAR」のマークが入っている「ORTVO」というのがありますが、お目にかかれるのは非常に稀。
無印の純正品もあるのでしょうし、Leitzと入っていたって社外品もあるうえ、ライツ以外にもL39マウントのカメラを製造販売していたカメラメーカーはいくつもあるので、出どころが様々でキリがない...。
さて、画像のキャップには「EFT39」って記されています。
初めて見た聞いたのですが、「EFT」って何でしょうね?いろいろ考えてみてもサッパリ分かりませんでした。ウケ狙いの解釈も「えらく・ふわっと・付く」とかくだらないのしか思い浮かびません。
詳しい人が見たら、元は何のファインダーなのか分かっちゃうのかもしれませんね。
コンパクトカメラか写ルンですあたりを分解して取り出したファインダーにアクセサリーシューの台座を付けて、外付けファインダーに仕立てています。
偶然にもこれそのものを作った人が見て、「お、オレが作って放出したやつ~!」なんて反応さてたりして...。
「28」と記されているから、画角が32mmと言われている写ルンですではないのかな!?
さて、私はこのファインダーを見て、アレを貼りたくなりました。ずいぶんと前から時々遊んでいる、100円ショップで買ったカーボン調のカッティングシートを貼りたくなったのです。
こんな感じ。ライカM6に付けたグリップには一番最初で6年前に貼りました。それこそ、写ルンですから取り出したレンズをライカMマウントに改造したレンズには2年前に貼りました。そこに、今回のビューファインダーを乗せました。
このカーボン調カッティングシートは、ポラロイドSX-70やペンタックスのコンパクトデジタルカメラOptio LS 465でも遊びました。まだ、シートは残っています。
仲間の業者から回って来た、あまり我楽多屋っぽくない3台です。上の画像手前から順番にニコンFM、FE、FE2。
この中で一番市場性の高いFE2は、不動品レベルでした。
FM、FEは現状OKという話だったのですが、動作チェックすると…FMは1/1000秒でシャッター幕がキッチリと開いてませんでした。
すると、FEも猛烈に疑いの目で見るようになるわけで…普段しているレベルの動作チェックでは特に問題無さそうなのに、より神経質にチェックを繰り返してしまうのでした。
でも、やっぱり大丈夫そう。大丈夫に越したことないのにね(>_<)
先日、少しまとまった台数のカメラを物々交換目的でご持参された方がいらっしゃいました。
「ほとんどジャンクばかりでスミマセン…」とのことでしたが、交換査定額にご満足いただけました。溜まってしまったカメラを減らすのが目的らしいので、マウントアダプターなど小物数点との物々交換をされて行かれました。
そのカメラをまとめてチェックして値付けも終わった頃に、たびたび物々交換をご利用くださる方がカメラ5台とレンズ2本を持って来られました。こちらのお客さんはもともと狙いを定めていらっしゃったカメラがあったので、それと交換をされました。
それから~いろいろとお話をするうちに、「今日はこんな感じで物々交換で持ち込まれた品物のチェックしていたのですよ~」と言って、あとは並べるだけの状態だった前述のお客さんの品物をチラ見せすると、関心をお持ちになったカメラがあったので、それもお買上げいただきました。
こちらの方の場合は、5台持って来て2台お持ち帰りなので3台しか減っていませんね…(^^)
上の画像は閉店後にそれら物々交換でお持ち込みいただいた品物を床に並べてみた様子です。前方の蛇行して並べてあるのが、まとめてお持ちいただいた方からのもの。後ろに一列に並べてあるのが、もう1人の方からのもの。
ここ一ヶ月くらい、ちょっと品物の入荷が乏しかったような気もするので、この日はまとめて店に出品が出来ました。ありがとうございます。
★本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
このキャップを持ち込んだ仲間の業者に疑問点を投げかけられました。
「Tokina」ブランドネーム入りのレンズリアキャプなんですが、「TO FIT PRAKTICA」とも記されており、いわゆるM42などとも呼ばれる42mm径のネジが切られています。
このキャップがいつ頃のものか?何に付けることを目的に作られたのか?などの背景は不明だし、そこまで追求しようとは思っていません。ただ、日本のトキナーなので「FIT TO PENTAX」でも良かったのでは?!って点が疑問点の一つ。でも、わたし的にそこは無問題です。
それより、レンズのマウント面と接する部分に同サイズの小さな四角い穴(下の画像、赤い矢印の先)が並んでいる点が二つ目の疑問点。
この穴、なんでしょう???製造過程でわざわざ穴を開ける手間を掛けているとしたら、それなりの理由があるはずですよね...。
自分なりに考えた理由は、レンズマウントがカチッとハメるバヨネット式ではなくて、ネジ込み式のプラクチカ(M42)マウントなので、このリアキャップをレンズにネジ込み過ぎてマウント面と固着しちゃうのを防ぐためかな???とか。違うかな?
ま、二つ目も大したことでは無いんですけどね…。
かなりペンタキシアンな常連さんが、画像のアサヒペンタックスSPの取扱説明書を発見されて「これは!」という表情をされました。
どうやら、最初期に印刷されたものだろう!とのこと。
カタログやパンフレットもそうですが、取扱説明書も製品自体がモデルチェンジしていなくても多少の仕様変更があったり、それ以外のキッカケで取扱説明のデザインや内容の変更がされて刷り直すことがあるものです。
その場合、製品の取扱い上は問題がないのでは普通は気にしないものですが、趣味としてコレクションの対象になると僅かな違いでも気になってくるもの。
小説など一般的な書籍では、古本になると初版本は少し価値がある~なんていいますね。
このペンタキシアンさん、すでにSPの取扱説明書は十数冊お持ちなんですが...最初期と思われるものを1年くらい前から探していたそうです。でも、カメラ店やネット上でも出会うことがなく、今回やっと我楽多屋で見つられたことに感激されていらっしゃいました。
★ペンタキシアンとは? リコーイメージングさんのサイト上で「PENTAXブランドに熱い思いをもったファン『PENTAXIAN(ペンタキシアン)』」と説明さています。