お客さんが「このデジカメ、電源が入ったままですよ」と教えてくださいました。上の画像、赤いランプが付いたままになっていますよね。
こうして親切に教えてくださるお客さんがいらっしゃれば、品悪く自分でオンにした電源をオフせずに帰っていく人もいらっしゃるのです。
以前から時々「注文の多い中古カメラ店」として苦言も呈してきましたが、今回の件も正直なところ「どういう了見なんだろ…!?」と思いました。
開けたドアを閉めない、靴は脱ぎっぱなし…そんな人なんでしょうね、きっと。いや、意外と自分の身の回りは神経質なのに、他人のものはどうでもいい性質な人かもしれません。
これはこちらの都合ですが、このデジカメは値札にも小さく書いていますが「充電器が無い」ので、無駄にバッテリーを消耗されるとまた苦労して充電しないといけないんです(>_<)
そのデジカメは京セラのFinecam SL400Rという、2004年発売なのでもう20年前のモデル。
ところで、少し冷静になって気付いたのは、デジカメも含めて最近の電気製品のほとんどにオートオフ機能が付いていますよね。もしや、このデジカメはその機能が無いのか?と思って確認したら、オフになるまでの時間設定が一番長い「6分」に設定されていました。
教えてくれたお客さんの前、6分くらいの間に2人くらいお客さんが出入りしていたので、特定には至らず。
★Gallery 463にて、宮角孝雄写真展「GROUND ZERO HIROSHIMA Love and Peace」開催中です!(12月19日~28日)
まだ終活ではないけども…最近身内の遺品整理でその大変さを知ったので断捨離です~と、余剰になったカメラやレンズを少しまとめて買取り依頼で持って来てくださった方がいらっしゃました。
しばらくお使いになられてなかったのでしょう、程度や状態の良くないものもありましたが「誰か欲しい人のところへ行けばそれが良いこと」と言われていらっしゃいました。
カメラが3台あったうちの2台で背蓋を開けるのに少し苦労しました。モルトプレーンの代わりに毛糸のようなものと多めな接着剤で光線漏れを防ぐ処理をされたようで、放置しているうちにそれが少し悪さをして背蓋がボディ側に固着してしまったようなのです。
背蓋を開けてみると~その跡の見栄え良くないし、引き続き開閉に支障をきたします。
それこそ、次に欲しい人のところへ橋渡しする前に、ここだけは綺麗にしておこうと思ってザッとではありますが、開閉に支障をきたさないよう除去しました。
なお、除去しただけで新たに貼り直してはいません。もともと、我楽多屋ではフィルム室などのモルトプレーンについてはこんな姿勢で対応してますので→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2021/04/post-c273.html
★Gallery 463にて、宮角孝雄写真展「GROUND ZERO HIROSHIMA Love and Peace」開催中です!(12月19日~28日)
ミノルタオートコードCdSの使用説明書。
表紙の裏にこんなことが書かれてありました。
「お買上げ ありがとうございます。ミノルタオートコードに高感度CdSメーターが内蔵され 外装も
新たに各機構が より一そう充実しました
伝統の技術と製品の堅実さで定評のあるオートコードは 二眼レフ最高のカメラとして 益々威力を発揮することと信じます
ご使用になる前 まずこの使用説明書をお読みくださって カメラの特性を十分にご活用ください」
と自社製品に対して自信に満ちた書き方がされています。
そして、裏表紙の前には
「さて…これで
お分かりになったでしょう
あとは
あなたの腕に
おまかせしましす」
と「あとは知らんよ、お前の腕次第だぜ」とまるで突き放すような!?メッセージで締めくくられてました。
★Gallery 463にて、宮角孝雄写真展「GROUND ZERO HIROSHIMA Love and Peace」開催中です!(12月19日~28日)
このキャノンオートボーイはAF35MLというタイプで、開放値1.9の明るいレンズが装着されています。
なので、オートボーイの中でも人気ありめなタイプなんですが、この個体にはかなりいけずなところがあります。
ポップアップ式の内蔵フラッシュのスイッチを「FLASH ON」の矢印の方へスライドさせてポップアップさせると、どこか不良な個所があって…戻すのが大変なんです。
本来であればポップアップしたフラッシュ部分を軽く指で押し込めば元に戻るんですが、基本!?戻りません。
先程のスイッチを矢印の方にスライドさせながら、フラッシュ部分をこねくり!?回していると~何かの拍子にスッと戻ります。えらい時間を掛けて何度か同じことを繰り返して、コツを探そうとしたのですが見つけられず、もう諦めました。
苦肉の策として、ポップアップさせる時にフラッシュ部上面に指を合てて、勢い良くポップアップしないように押さえていると、戻らなくなるところまで行かずに普通に戻すことも出来ますがね…。
よって、この個体。フラッシュ発光するんですが、そのためにポップアップさせたら「もう最後…」くらいなつもりでいないとダメです。ポップアップした状態のままだと、常に発光準備OKの状態を保つので、きっと電池も早々に消耗するでしょうし(>_<)
幸いなのは、暗い時でも自動で勝手にポップアップしないこと。
★Gallery 463にて、宮角孝雄写真展「GROUND ZERO HIROSHIMA Love and Peace」開催中です!(12月19日~28日)
我楽多屋の隣りに出来た「Gallery463」第5回目の企画展、宮角孝雄写真展「GROUND ZERO HIROSHIMA Love and Peace」が本日12月19日(金)スタートします!
20年ほど新宿区に住まわれてお仕事をされていらっしゃる写真家の宮角孝雄さん。新宿区へ移って来られた早々から我楽多屋へ来ていただいており、そのお人柄やスタイルに惚れている私 二代目なのです。今回こうして展示していただけるのは嬉しい限り。
宮角さんの平和を願う愛のある作品を見に来てください。
25年間に渡って、広島の原爆ドーム前で慰霊に訪れた人々を撮影している宮角孝雄氏(http://www.peace-miyakaku.com/profile.html)。「目を閉じて心に平和を描いてください」と語りかけ、その姿を収めた2冊目の写真集を今年出版されています。戦後80年を機により精力的な活動をされた一年を、この写真展で締めくくっていただきたいと思っています。
我楽多屋のお客さんの中に、SONYのデジタルMavicaをお使いになっているお客さんが二人いることを私は知っています(他にも隠れMAVICA使いの方がいらっしゃるかもしれませんが)。
少し前に、物々交換で持ち込まれたMavicaを並べて早々にそのお客さんの1人がご来店されて、ご自身が持っているMavicaとは別の型だったので、とても関心を持って見られていました。
結局お買い上げいただくことになるのですが、迷われている途中に「これは持って行かれるしかないと思いますよ。だって、着られている服とMavicaが同じような色してますもん」と、私は変な後押しをしちゃいました(>_<)
ご覧のように、Mavicaのボディはグリップ部がブラックでそれ以外はグレー系のカラーリング。お客さんのセーターがブラックでその上着がやはりグレー系。
今回のお客さんじゃない方のもう一人Mavicaを使われていらっしゃるお客さんのことを話題にした記事はこちら→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2024/10/post-0735.html
★Gallery 463、次回展示は12月19日(金)~宮角孝雄写真展「GROUND ZERO HIROSHIMA Love and Peace」です!(12月28日まで)
★本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
今回のお客さんカメラは厳密に言うと、来場者さんカメラ!?
この前の日曜日まで隣りのGallery463で開催していた「ピン・ホール新宿」の作家さんは、15年くらい前に我楽多屋でアルバイトしてくれていた齊藤僚子さんでした。
その頃からの常連さんで、かつて何度か銀塩親子でご紹介させていただいたことのあるお父さんのFさんが、先週展示を見に来てくださった時にご持参されていたカメラなのです。
この日、Fさんが「今日は写真展を見ただけなので、我楽多屋さんの店内を物色せずに帰るのは初めてのこと」とおっしゃられていたので、お客さんカメラじゃなくて、来場者さんカメラという表現してみました。
Fさん、ギャラリーの狭い空間で作家と一緒に作品を多く写真に収めたい!という思いで、フジのGFXにコシナレンダーのウルトラワイドヘリア12mmを付けていました。これだと35mmフルサイズ換算で9.5mmくらいの超ワイド。
横長のフォーマットになっているのは、四隅が大きくケラれてしまうので、縦横のアスペクト比をパノラマにしているため。
★Gallery 463、次回展示は12月19日(金)~宮角孝雄写真展「GROUND ZERO HIROSHIMA Love and Peace」です!(12月28日まで)
田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。
第314回目のテーマは「渋谷永福町さんから譲ってもらったレアなキャノンカメラホルダー」です。
こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine2.html
*閲覧は2026年3月初旬まで