アローカメラ         &我楽多屋

我楽多屋で買った  モノ・マガジン

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2017年5月20日 (土)

カバンの中にレンズ無しボディ

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1週間ほど前に「カメラに捧げる愛情」ってタイトルで、カメラを複数台所有すると1台のカメラに注ぐ愛情が薄れてしまうから、2台目を買い控えていた~というお客さんの話題をしました。

実際はその逆で、複数台持って~というマニアの方が多いと思うのですが、今日はそっち側の象徴的なお客さんの話。

うちの店だけでも何台もお買い上げいただいてますし、ご自宅の防湿庫の中にはカメラがおしくら饅頭状態であろう、Fさん。以前からよく、「フィルムを入れたはいいけど撮りきらずにそのままになってるカメラが何台もあって…イカンですよね~」という話はされていました。

が、今回聞いのは、仕事場へ行くカバンの中にレンズを付けていないボディを入れて家を出て行く~というのです。ご家族にも、「何でそんなして持って行くの?」と言われたことがあるのだそうですが、金属カメラの質感や巻上げ感がとてもいいので、仕事の合間にカメラを手に取っていじってると気が休まる~からだというのです。ご家族には理解してもらえていないようですが...。「だって、レンズ付けてるとカバンの中で嵩張るじゃないですか~!?」とも。

カメラは写真を撮ってなんぼ~という人もいらっしゃるでしょう。でも、Fさんだって、全然撮らないわけじゃないのですよ。ただ、日々身近に金属カメラを感じていたい!という欲求も立派なマニアだと私は思うのです。

 

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2017年5月19日 (金)

4500円のPEN-EF

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あまりお見掛けしない顔、質問された内容からして初めてのご来店だったのかもしれません。その若い男性にこんな質問をされました。

棚の上に陳列していたオリンパス・ペンEFを指して、「これはどこが悪いんですか?」と。

我楽多屋の黄色い値札には「¥4500」、値札には何のコメントも書いていませんでした。

「現状で特に悪いところは無いと判断しています。ただ、うちの店は事前に整備点検をしてから売るような店ではないので、あくまで現状販売であることはご理解ください」と答えました。すると、「あぁ、分かります、この値段ですからね(^-^)」と。あえて言えば、値札に「OK」と書いておいても良かったシロモノでした。

迷われているようだったので、「このカメラと一緒にやってきた、他のカメラも全般的に程度が良かったので、筋は良いカメラだと思いますよ」とだけ、後押しをしました。これはホントなんです。何台かまとめて持ち込まれたカメラの中に、例えば1台程度が良いのがあっても、他のカメラの程度が良くないと、良さそうに見えた1台もよく見ると何らか欠点が見つかったりするものなのです。

また、ペンEFとは別にこんな質問も受けました。「メーター不良って書かれているカメラは…?」と聞かれたので、「メーターの調子が悪かったり・壊れているカメラです。×印を付けないで、あえてそう書くのはマニュアル操作が可能なカメラの場合で、メーターを気にしなければ大丈夫でしょう!ってことです。オートのカメラでメーターがダメだと、普通に使えませんからね、その場合は×印にします」と。

そんなやり取りをしたり、そのお客さんが店内を一回りしている間に決断されたようで、ペンEFをお買い上げいただきました。ありがとうございます!

普段このブログにはほとんど値段を載せないのですが、今日はあえて、我楽多屋のモノの売り方の雰囲気を分かってもらう上でもアリかと思って値段を載せてみました。

また私 二代目は押し売りするのが好きじゃないし、我楽多屋のように現状売りをする店は押し売りには向いてないと思っているので、そこらへんの雰囲気も分かっていただければ幸いです。

 

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2017年5月18日 (木)

和田さんの湿板寫眞館のすすめ

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この前の日曜日の「もやもやサマーズ2」に、日暮里の湿板寫眞館の和田さんが登場しました。

150年前の撮影技法でガラス板に独特の像を残すこと、それとこの世に1枚だけというプレミアム感が湿板写真の真骨頂であるのは間違いないのですが、1年半前に実施した体験企画の報告時にも触れたように、撮影のその場に立ち会えることが、和田さんの湿板寫眞館の大きなポイントの一つだと私は思っています。

自分一人で行って撮影してもらうのだって、湿板の真骨頂は得られるのですが、2人以上の複数人数で行って、他の人が撮影されているのをナマで見たあと、現像作業が終わってガラス板に像が浮かび上がってくる時の楽しさ・ワクワク感といったら凄いのです。今さっきナマで見ていたのとは全然違う雰囲気の趣きで、像が浮かび上がってきたりするのです。

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また、少し前に和田さんがうちの店にご来店くださったときに、さらに突っ込んだ裏メニュー的企画もアリだと言ってくださいました。

最近は彼女や彼氏の誕生祝いのサプライズで湿板寫眞館を訪れる人も多いらしいです。そんなところからヒントを得て、和田さんが撮影や現像をサポートしてくれるので、アンソニーを使ってお友達や彼氏彼女を撮ってみませんか!という企画です。詳しくはアローカメラ&我楽多屋のブログで見て~と言って、直接、和田さんのところへ相談電話をしてみてください。

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「湿板寫眞館」

  • 住所/東京都荒川区 西日暮里3-2-1
  • 営業日/土日・祝日 :10:00〜20:00(予約制)
  • http://lightandplace.com

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2017年5月17日 (水)

モノトーンな夕暮れ

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、有明です。

先週水曜日の東京は昼に雨が上がって~という天気予報でしたが、夕方になっても霧雨が降り続く~ってな天気でした。

有明付近の運河沿いが整備されて、まだ工事中なのかと思っていた運河沿いの公園が出来ていたので、夕方頃に足を踏み入れてみました。

この画像、普通にカラーで撮ったのに、まるで白黒で撮ったみたいにモノトーンな夕暮れ時でした。

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2017年5月16日 (火)

フード三兄弟

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よくもまぁ、こんな大げさなフードを作ったものだなぁ~大会を開催したら、上位入賞が確実なライツのこのフード。

刻印にもあるように、ライカのレンズ・ズミタール、ズミクロン用のフードです。

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折り畳むと小振りというか...かなり薄くなりますが、開くと真四角でこんな立派でドデカい姿になります。

このフード自体は決してそんなに珍しいものではないですけども、今ここに微妙な仕様(刻印)違いで3種揃っています。それが面白くて三兄弟ネタにしてみました。

形状は3つとも同じです。ニューヨークライツ製のみ、レンズへの取り付け部がネジで締め付けるタイプになっています。

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2017年5月15日 (月)

何て書いてあるんですかね?

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いつものことですが、店のレジカウンタ―内に腰かけていると、常連Mさんがご来店。

レジカウンターの前側の床にいくつか積み重ねてあったバッグ類の辺を、Mさんが屈んでご覧になっている。Mさんが反応されるようなモノを置いてあったかな?と少々疑問に思いながらも、数秒後には目を離されたので、私もそのままやり過ごしました。

それから、Mさんは20分くらいかけて店内をじっくりと一周程。で、見つけたお買い上げ品を3点程レジに持って来られて、会計中にまた…さっきと同じあたりを屈んで見ながら、「これ、何て書いてるんでしょうね?」と言われました。

何々?と思って見てみると、全然気にしてなかった数百円のバッグにこんな文字が書かれていました。

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これ、「King Gadged Bag」って書かれてますが、知らないとちょっと読めないですよね...。

 

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2017年5月14日 (日)

ぬめぇ~感

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「海のニッコー、陸のトーコー」は今までにも何度か話題にしましたが、これは大戦中のお話し。

当時、海軍御用達だった日本光学(現ニコン)がニッコーで、陸軍御用達だった東京光学(現トプコン)がトーコー。今ではカメラ事業は撤退してしまいましたが戦後しばらく、トプコンブランドのカメラが造られていました。

大戦で日本は大きな敗戦をするわけですが、カメラの世界では戦後15~20年程で、ニコンF(1959年発売)が一眼レフで世界を制覇したといっても過言ではありません。

そのころ、かつてのもう一つの雄、トーコーはどうしていたのかというと、ニコンFに先駆けること2年ほど前に一眼レフのトプコンRを発売します。で、このREスーパーはその6年後の1963年発売で、開放測光かつTTL採用の熟成機。

その後、トプコンはカメラ事業を縮小し撤退してしまうわけですが、ニッコーとトーコーの一眼レフにどんな差があって、こうなってしまったのか??それについて、ここでは突き詰めません。

ただ、ここにあるこの個体。先日ご来店の写真家中藤さんに言われて気付いたのですが、巻上げが恐ろしく滑らかなんです。言葉で表現すると、「ぬめぇ~」って感じ。ミラーショックも程よく押さえれれていて、「これいいなぁ~。当時、何でこれじゃなくて、ニコンFだったんだろう?」と、中藤さんを言わしめたほどです。

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*画像のトプコンに記されている「Beseler」ネームは輸出用モデルだからです。

 

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2017年5月13日 (土)

コダック・エクトラ

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コダック・エクトラ(KODAK EKTRA)は、1941年から1948年の間に2400台余りしか製造されなかったという超希少カメラです。

そして、このお姿からしてタダモノのカメラではない雰囲気がヒシヒシと伝わってきます。

コダックはフィルムメーカーですから、先にも後にもどちらかというとフィルムを売るための普及クラスのカメラ製造がほとんどなのです。ついでに言ってしまえば、新規格のフィルムを売るために、それ専用のカメラなんかまで造ってしまうくらいですから~。

なのに、このエクトラは当時の35ミリカメラの最高級機を目指して作ったと言われています。

50㎜~254㎜まで対応するズームファインダーは、基線長が168㎜もある距離計を内蔵しています。ちなみに、バルナックライカはボディ幅が150㎜足らず...。シャッターはフォーカルプレーン式で最高速1/1000秒。フィルム交換が日中でも可能なマガジン式カメラバックを採用。

と、いろいろ書いてみましたが、私自身も今回、画像を数枚撮っただけで操作などはほとんどすることなく、右から左へ流れて行ってしまったので、受け売りです。

 

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2017年5月12日 (金)

フィートとメートルと

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先日の買取り依頼の品物の中にあった、フォクトレンダー。「VITO-B」に純正の距離計が載っていました。VITO-Bは個人的に好きなカメラです。

このカメラが小さくカチッとしたデザインであるのは、距離計を内蔵せずに、シンプルなファインダーを採用しているからなんだと思います。

ただ、レンズの距離表示がフィート表示の個体が多く、そうなると撮影時には、被写体までの距離の目測判断が必要なうえに、フィートとメートルの換算も脳内でしないといけなくなります。多分に漏れず私物のVITO-Bも、今回のもフィート表示。

でも、今回の個体には距離計が乗ってる!!と喜んでいると、その距離計はメートル表示。ありゃりゃ、これじゃ、フィートとメートルの脳内換算は結局しないといけないのですね…。

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2017年5月11日 (木)

和製エキザクタ PartⅢ

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PratⅡの後、立て続けにPartⅢいきます。

このブラックボディのエキザクタ「Twin TL」。これのレンズマウントはエキザクタ・レアルマウントです。また、ここで違うマウントが出てきてしまう訳で、もうグチャグチャで良く分からないですよね...。

で、底面にはシッカリと「MADE IN JAPAN」の刻印。

様々な情報を整理すると、このTwin TLはコシナ製である。というのが大筋です。ただ、ごく初期にペトリが作っていた…という情報もチラホラ。実態は不明なままですが。

さて、エキザクタ・レアルマウントですが、大戦後東側になったイハゲー社とは別に、西側に興ったイハゲー社が発売した「エキザクタ・レアル」というカメラに採用されたマウントなのです。

ただ、業績芳しくなく、2世代目からは日本企業のOEM生産に頼ることになって、それがこのTwin TLなんですね。このカメラの凝っているところは、通常の右手側のシャッターボタン以外に、左指用のシャッターボタンも設けられているところ。

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そう、もともとエキザクタといえば、左側にシャッターボタンがあることが特徴のカメラでした。エキザクタ・レアルはそれを継承しつつも、右側にもシャッターボタンを設けていました。エキザクタ・レアルのシャッターボタンはボディ前面に左右対称にあり、見た目にもスマートでしたし、アダプターを使ってエキザクタマウントレンズを使う場合にアームシャッター付きレンズにも対応しました。

が、このTwin TLのシャッターボタンは左右で別々な位置で、右はボディ上面の一般的な位置にあって上から下へストロークさせます。それに対して、左はボディ前面にあって前から後ろ側へストロークさせる感じなのは、やはりアダプターを使ってエキザクタマウントレンズを使うときに、アームシャッター付きレンズに対応するためなのです。

*アームシャッター付きレンズは、このブログ記事(http://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2017/01/exa-385f.html)に出ているようなレンズです。

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