★本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
先月、隣りのGallery463で立体写真の写真展「脳内生成 RittAIの山渓」をしていただいた三宅岳さんが、最終日に開催したギャラリートークで即興曲を披露してくださいました。
その中の1曲に我楽多屋のことを唄われたのですが、「ステレオ写真の展示をやると言ったのにステレオカメラが無い、立体向きのお道具も無い~」という歌詞がありました。
まぁ、なかなか出てくるもんじゃありませんからね…。
ところが、そのギャラリートークから数日後、画像のStitzブランドの「ユニバーサル・ステレオアダプターSA-1」が入って来ました。実はこれと同じものをギャラリートークに参加いただいた同じく写真家の中村文夫さんが、ミラーレスのSONY αにこれと同じものを付けてご持参されていました。
凄い「呼び」ですね。凄すぎる!メチャ凄い!!
で、これは…書いてしまうと他のお客さんにはちょっと申し訳ないのですが、ここまでの「呼び」に運命を感じて三宅さんに「興味ありますか?」とメールを送りました。
すると早々に「また後で」とお返事が来たので、お忙しい最中でまた改めて連絡をいただけるんだろうな~と思っていました。
その1時間後くらいだったか、、、三宅さんが我楽多屋へいらっしゃったのです。さっきはこちらの方面へ向かって車の運転中だったそうです。
三宅さんもビックリされていらっしゃったし、私もビックリついでに押し売りモード(^^;) 結果、お買い上げくださいましたよ。
★Gallery 463にて、齊藤僚子写真展「ピン・ホール新宿」開催中です。(12月5日~14日)
先週話題にした「黒に赤」と、もう少し前に話題にした「目にうるさい」の合わせ技のようなフード。
当初、私は誰かが差し色をしたんじゃないか?という疑いで赤文字を凝視しちゃったりしたのですが、持ち込んだ仲間の業者は「今までにも見たことあると思う」と言うので、綺麗な赤文字だし~あったのかもしれないなぁと私も思うようになっていました。
そうか、検索しみれりゃいいんだ!と思って、このフードの画像検索をしたところ。出てくるのは、どれも白文字一色のものばかり。
考えられるのは、以前の持ち主が自分の持っているレンズの方を赤く塗った~という可能性が高いですかね。
もし、もともと製品として塗られていたんだとすると、メーカー側は明るいレンズ(F2.8)の方を赤く塗ってるわけで、価格の高い方を塗ったという、ちょっといやらしい発想になりますからね(笑)
で、人間の目というのはいい加減というか…影響されやすいもので、そういう見方をし始めると、当初は綺麗に差し色しているな~としか見えていなかったのに、今は少しはみ出した跡のような部分が見え出して来るんですよね。
【❢】i-Phoneのカメラが性能良いのか、、、上の画像で見たら、赤文字の周囲に少しはみ出したような跡がかなり見えてますね(>_<)
★Gallery 463にて、齊藤僚子写真展「ピン・ホール新宿」開催中です。(12月5日~14日)
少し前に物々交換の依頼でお客さんが持って来られたものが、画像と同じような組み合わせのリングでした。
ハッセルブラッドのバヨネット50をネジ切り55ミリに変換するアダプターと、55ミリから67ミリへのステップアップリングを組み合わせたもの。この2つが接着されて外れない状態でした。
これを一つだけ持って来られたので「さすがにこれだけでは査定が難しいです」とお答えしました。それでも、ごくごく僅かX00円の提示をしましたが、「それならば~」と持って帰られました。
この方の話では、ハッセルブラッド純正のフィルターアダプターリング63-B50を探していたら、関東以外の業者さんの在庫にあるのが分かって連絡すると、一旦は注文を受けてくれたのにすぐに連絡があって「今さっき売れてしまっていた…」と。でも「1週間ほど待ってもらえれば作ります~」と言われて、購入したのが、2つのアダプターが接着されたものだったそうです。
「現物を見ないで買うのはダメだね…」言われていましたが、詳細を説明せずに売っていたとしたら売る方に問題があるような気もします…。
*フィルターアダプターリング63-B50は、バヨネット50サイズのCレンズにネジ切り67ミリのフィルターを装着出来るようにするうえ、3インチ角のCCフィルターを差し込める切り欠きも備わったアダプターリングです。なお、レンズ側のバヨネット外爪に被せるタイプで、上の画像のアダプターのように内爪に装着するタイプではない。
★Gallery 463にて、齊藤僚子写真展「ピン・ホール新宿」開催中です。(12月5日~14日)
レンジファインダー時代のキヤノンのアクセサリーなどをよく探しに来られるお客さんが、「ちょっと見て欲しいものがあって~」とご来店されました。
画像の革のレンズケースは、2年半くらい前に我楽多屋で買っていただいたものです。それ以来、そこに記された「SERENAR 35mm F3.5」のレンズを探し始めたのだそうです。
セレナー35mm/F3.5は1950年頃、輸出専用モデルとして売られたものなので国内の流通量がとても少ないのです。
探し始めてから出会った3本のセレナー35mm/F3.5の中からジャンク扱いの個体を入手して、馴染みの修理屋さんに調整してもらったらイイ感じになって戻って来たので、ケースに入れて~というわけです。
この方、少し前のブログ記事をご覧くださっていて、このレンズについてもジャンクとして購入した価格に修理代を足した額は、私が見た3本のうちの状態が良いものとして売られていた2本の価格より、ちょっと安いくらいで収まってますよ(^_^)とのこと。
★Gallery 463にて、齊藤僚子写真展「ピン・ホール新宿」開催中です。(12月5日~14日)
元は「写ルンです」であろう、レンズ付きフィルムに記された注意書きにちょっとビックリしました。
巻き上げノブに「動かさない」、シャッターボタンとストロボスイッチに「さわらない」なんて書かれているのです。
「それじゃ~写真撮れないじゃん!」って、誰でもツッコミ入れたくなりますよね(>_<)
何なのこのカメラ??と不思議に思いながらも、「夏のかんさつカメラMSせん用 フィルムカセット」とも記されているので、検索すりゃ~何ものなのかはすぐに分かりそうなので、大騒ぎすることもなかったのですが、、、
検索してみて、「あぁ~このカメラ、わりと最近、ガワだけ出て来たよな」と思うも、さらに検索して気付いたのは、8年前にはガワだけじゃなくて、中身のこの元写ルンです!?まで一緒に、このブログで話題にしていたこと→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2017/09/post-80f2.html
すっかり忘れてました(^^;)
★Gallery 463にて、齊藤僚子写真展「ピン・ホール新宿」開催中です。(12月5日~14日)
我楽多屋の隣りに出来た「Gallery463」第4回目の企画展、齊藤僚子写真展「ピン・ホール新宿」が明日12月5日(金)スタートします!
齊藤僚子って誰?って思われる方が多いと思いますが、今から15年くらい前に我楽多屋で数年間アルバイトをしてくれていた齊藤僚子さんなので、当時からのお客さんであれば顔を見て思い出される方も多いんではないかと思います。
大学卒業して別の道に一旦進んだものの、その後に数年間の下積みをして~今はカメラマンとして独り立ちされている齊藤さんの個展です。
10代後半になって初めて知った街、新宿。
新宿でアルバイトをし、飲み歩き、下積みをし、たくさんの仕事ももらった。
新宿で過ごした時間は現在の私の大きな一部になったが、
この街のスケールに比べれば私が切り取る新宿は針穴ほどの断片にすぎない。
その小さな穴から覗いた光をここに並べる。
父親がマミヤカメラクラブやキヤノンフォトサークルに入っていたようなマニアだったから、その影響を受けただけなんだ…と言い張りながら、こういうマニアックなモノを持って見せびらかしに来る常連さんがいらっしゃいます。
「REFLEXA」と記されたカメラの詳細は知りませんが、どう見てもマミヤのプリズマットと同系統のカメラです。ドイツのREFLEXAとの関係は不明です。
このカメラのレンズマウントはエキザクタマウントで装着レンズはキヤノン製「CANON LENS O M 50mm/F1.9」。このレンズは過去に紹介したことがありますが、何故にキヤノンがエキザクタマウントのレンズを造っていたのかも不明なまま。
今回見せびらかされたのは、このボディとレンズの組み合わせだけではなくて一緒に並んでいる3本のレンズも。全部エキザクタマウントの135mmなんです。
左から、「CANON LENS EX 135mm/F3.5」、「NIKKOR-QC 13.5cm/F3.5」、「JUPITAR-11 13.5cm/F4」。これら3本もそれぞれほぼお目にかかることが出来ない部類のモノ。
そして、それぞれに特徴!?があるというのです。あくまで個体差なのかもしれませんが、これについては右から説明します。
そのキヤノン、お客さん曰く「下手に回すと今度は外れなくなるので…」とのことなので、もうやめました。
最後に「これらはお父様の代からの品物なんですか?」と尋ねたら、全部ご自身で入手されたものだと言うのです。間違いなく、お客さんご自身もかなりのマニアですよね(>_<)
★Gallery 463、次回展示は12月5日(金)~齊藤僚子写真展「ピン・ホール新宿」です!(12月14日まで)
ニコンFフォトミックFTnのブラックを見ると、いつもちょっと「いいな、ここ」と思う部分があります。
どこか?というと、フォトミックファインダーFTnの前面、「5.6」の数字が赤文字なところです。
載せ替えなどされていなければ、ボディ本体もブラック塗装なので、真っ黒な中に5.6だけ赤なんです。カッコいい!
実はシルバーのフォトミックファインダーFTnでも同じく赤文字なんですが、映え方が全然違うんですよね…。
フォトミックファインダーって何種類かありますけど、前面に絞り値(装着したレンズの開放値の指標)が記されてるのはFTnファインダーだけなので、この映えを見られるのはこれだけなんです。
そんなことを考えている時に、約30年後に発売されたF5を見て気付きました。ニコンが多くの一眼レフボディのグリップに赤い線を差し色に使うのは、F3をデザインしたジウジアーロの案とか言われていますが、もしかしたら…ブラックのFTnファインダーの影響を受けているのかも…とか(>_<)
★Gallery 463、次回展示は12月5日(金)~齊藤僚子写真展「ピン・ホール新宿」です!(12月14日まで)