我楽多屋で買ったモノ・マガジン 第306回
レンズキャップに興味を示した事は無いけど、
二代目さんの研究は人間国宝クラスです
ガラクタ屋さんのブログがもう連続して、すごい回数になっています。毎日それを読みに行くのが私の日常生活の一部になっているというのは凄いことです。私のカメラブログも長いですが、定期的に読んでくださる方がいるので、感謝しています。
それで二代目さんのブログですごいと思うのは、レンズのフロントキャップとかリアキャップの研究が人間国宝レベルにまで行っていること。
10年ほど前ですが、オリンパスのアトラクションで坂崎幸之助さんと私がトークをしたそのインターミッションの時に、オリンパスの人が限定版でここでしか買えないとかいう触れ込みのレンズキャップを皆さんに勧めていました。
驚いたことにそれが5000円もするのです。そんなの誰も買わないだろうなと思っていたら、あっという間にそこに出されていた10個位のカスタムレンズキャップが売り切れになったので、私が思ったのは、普通の人は写真をカメラで撮るより、カメラにレンズキャップをするということの方が、本来のカメラの使い方なんだと感心したことがありました。
二代目さんのカメラブログでバヨネットのレンズマウントのキャップ側の爪の話を話題にしているのですが、私はそちら方面の研究不足で全くちんぷんかんぷんでした。
キャノンFLマウント800ミリというのを使っていますが、手に入れたときにまずリアキャップの外し方がわからなくて悪戦苦闘。よく調べてみたら、レンズ側のマウントのボタンを押さないと動かないんですね。
キャノンFDマウントはスピゴット方式で、ニコンマウントと違うところが安定感があって気にいっていたのですが、キャノンFDマウントは後に改悪?されて、ニコンと同じようにワンタッチで着脱が出来るようになってしまいました。スピゴットマウントなのですが、何か私からすると不必要なレンズマウントの改良です。
ガラクタ屋さんのお客さんは、国際色豊かになってきて、最近来たインバウンドの方はブラックのTシャツに脱税と大きな文字が並んでいたそうです。以前似たような外人のお客さんで、親不孝というTシャツを着ている人がいて感心したのですが、レベルが上がってきました。
でも、そういうレベルアップよりもガラクタ屋さんで、お客さんが交換レンズのリアキャップを探しているというリクエストに、すぐにそのレンズリアキャップを探し出せるというのは、やはり二代目さんの人間国宝的なレンズキャップ研究の成果だと思います。
私はレンズキャップはガラクタ屋さんで買った事はありませんが、唯一の例外はミノルタ35メモのレンズキャップを手に入れた事でした。お値段はレンズキャップの限界に近いようなハイプライスでしたけれども、これは満足しています。
(2025.4)