新年最初のご来店いただいた常連Bさんが、きったねーニコンFを探しているお仲間Hさんと、ちょうど我楽多屋にあった2台のきったねーニコンFを比較中のこと。
「外観は汚いけど、フィルム室はこっちの方が勝ってる!」、「巻上げはこちらがスムーズで~」、「いやぁ、迷うな~」、「あっ、なんか失礼、売り物で勝負して…」などと、品定めに苦戦気味。
一段落ついた後、Bさんがご自身で持参された黒ニコンFを取り出されてからの会話はこんな感じ↓。
勝った負けた、地元のお付き合い、となんだか中古カメラ屋で交わされる会話としては、ちょっと不思議な感じが面白くて、最後には皆さんと笑ってしまいました。
Zoom-NIKKOR Auto 43-86mm F3.5:このレンズは1963年に発売された、国産初の標準ズームレンズなのです。「ヨンサンハチロク」とか「ヨンサンパーロク」とかの愛称で呼ばれることもあります。Bさんのおっしゃられる、最初期型などのバリエーションは、ネームの刻印や鏡胴の塗りの違いなどのこと。
買取りをしたカメラのフィルム室に貼られたシール、カメラを購入したか、現像出しをしていたカメラ屋さんのシールでしょう。フィルム全盛時代では、そんなに珍しいことではありません。
ただ、今回、「おぉ!」と思ったのは、そこに「国鉄栃木西口」などと書かれていたから。
国鉄か~。鉄道マニアなら、まだ身近に感じられるのかもしれませんが、そうでないと、ずいぶん懐かしい響きに感じられてしまいます。
民営化されてJRになったのが、いつのことだか思い出せない程。確認したら1987年のことでした。もう、24年前のこと。すると、20代半ばくらいの若者には、「懐かしい」という感覚もないんでしょうね。
ただ、中古カメラ屋では、そのくらいの時代のカメラは、どちらかというとまだ最近のカメラ・・・という感覚で捉えているのだから、そのギャップが不思議な感じです。
ちなみに、そのシールが貼られた画像のカメラは、1978年発売のキヤノンA-1。
見事に使い込まれたニコンF2です。
「こんなになるの?」と思うくらい、右手の中指か人差し指が当たる辺りのクローム塗装が剥げています。
昨年流行った、きったね~系ですが、プロに使われていたことが判明しているので、「プロ使用の貫禄」なんて言い方もしたくなってしまいました。
一緒に買取りをしたニッコールレンズのマウント部は金属摩耗が激しく、素人からすれば、「こんな使い方どうやってするんだろ?」と思ってしまうくらいでした。
純正のリアキャップを付けてもガタガタするので、「そこまで摩耗するもの?」と思ったら、ガタガタの原因はプラスティック製のキャップの方の摩耗でした。。。
ただ、多数あったニッコールレンズはメンテナンスされていたのでしょう。レンズ内のクモリやカビはほぼ皆無でした。
こんな貫禄あるカメラ、持ち歩くだけでも楽しめそうですね。
ちょっと前から、気になって置いてある「ライカのレンズ」というカタログがあります。
古いカタログは、その表現が独特だったり、作例にも興味深いものがあったりするものです。また、推測ながら、自分の生まれ年に近いカタログだろうな~というのも気になった理由の一つ。
実は、これにも「呼び」の経緯がありまして、先月半ばごろ、このカタログの復刻版がありました。
で、前述の通り、私自身が非常に興味深かったのでよ~く見ていたところに、日芸のH君がご来店。きっと、H君も関心あるだろうなぁ~と思って、「良かったら、どうぞ差し上げますよ!」と、ちょっと太っ腹なところ!?をみせてみました。結果、とても喜んでいただけました。
その数日後、いろいろとまとめて買取ったものを整理していたら、またこのカタログが出て来たのです。今度は当時の原本。
その直後にH君がタイミング良くご来店。再び太っ腹なところ!?を見せて、「良かったら、この前の復刻版と交換しようか~?」と言うと、H君は「いや、原本は貴重だから、遠慮します。欲しい人に売ってください」と謙虚。
そのまま、年を越し。
飯田鉄先生がご来店された時に、このカタログが話題になりました。飯田先生も興味深くご覧になっていたので、「これはいつ頃のものでしょう?」と聞いてみると、巻末に記された数字の羅列を見て、「1969年でしょう」と。
「やはり~私の生まれ年にビンゴだっ!」と私が言うと、飯田先生が「これは二代目さんのところで」と私の方へ差し出しながら、「ネタにもなるじゃないですか!」と。
というわけで、本日のネタに採用されたのです。
生まれ年のライカを所有したい~という話はよく聞きますが、生まれ年のライカのカタログとは…(笑)。
カメラケースの底にあるネジは、何かと使い道のあるものです。(例えば、こんな風にボトムグリップとして)。
なので、腐食や破損でケースとしての使用が困難なケースはそのまま廃棄せずに、ネジだけは取り外したりしています。その解体作業が上の画像です。
普通、ネジはケースから抜け落ちないように、U字型の薄い鉄板などで挟まれているのですが、今回解体したケースの中には、色・柄付きの薄い鉄板が入っていました!
これは明らかに何か(缶ジュースとか?)の再利用!?
再利用が悪いってことじゃないけど、このケースは20~30年ほど前のカメラのケース。使い捨て電化品と化した今のデジタルカメラとは違って、まだカメラが高級品と捉えられている時代のもの。それも、N社のカメラケース。
なんか見ちゃいけないものを見てしまったような気持ちになってしまいました。。。
今までにも何度か見掛けているストラップです。両端部分に複雑で大きな結び目が付いていて、これが東洋的というか、、、韓国の装飾品とかにありそうな感じです。
今回初めて気付いたのが、先端の取り付け金具部に「W-GERMANY」と刻印されていること。
それを見て一瞬、金具だけ別物か?と思ったけど、複雑な結び目の先に付いているのだし、いやいや、もともとセットのものだろう~と判断。ドイツものならば、長徳先生に聞いてみよう~と。
で、年末のがらくた市で聞いてみたところ、「この金具が異様に頑丈で、私の知り合いに、このストラップを付けて、ライカM4のアイレットが僅か数ヶ月で侵食されちゃった人がいますよ!」と長徳さん。トンでもない情報を入手しました。。。
頑丈なのはいいけど、使い方を気を付けないと、見た目に似合わずカメラをも食っちゃうストラップらしいです。
リコーさんのウェブで「リコーの二眼レフの頂点にある機種」と謳われているリコマチック(RICOHMATIC)225です。
巻上げが大きなクランクであること、巻上げと同時にチャージされるシャッター、内蔵された露出計、銀ピカのレンズキャップなど、まさにローライフレックスばり。発売は1959年3月で、国内販売された最終のリコーフレックスだそうです。
実はこの個体は、お客さんNさんが最近、某ルートで入手されたもの。リコーキン(135ミリアダプタ)もすべて付属されていたそうです。
このリコマチック225を持参されたNさんに、その前日のブログで紹介していたRICO-RAMA(リコラマ)が「リコマチックにも使えるかもしれない・・・」とお勧めして、お買い上げいただく運びになりました。
なんだか面白い展開になったわけです。Nさんは、この珍しいリコマチック225を見せびらかしに?ご来店されたのに、実はリコラマに呼ばれて来たのかもしれない~(笑)、なんて結果でした。
得?or 特?企画、今回は記念すべき!?第50回目な上に、ちょうど2011年新春第1回目ということで、「あけおめ!!ことよろ!!今年は2011円!!」で行こうと思います。
確か、去年は2010円企画をやったはず、今年は2011円均一で、いくつか品物を揃えてみました。主だったところは以下のような感じ。
我楽多屋は昨日4日から営業していますが、本企画は1日ズレて、5日朝10時スタート!いつものように我楽多屋ご来店早い者勝ちです。