我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年8月24日 (土)

SAFETY COVER その2

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お隣り買取りのアローカメラにあったニコンFの巻戻しクランク部に被さっていた、黒いモノを譲ってもらいました。

ん…。以前に話題したようなしないような...どのみちほとんど見かけないF用アクセサリー「SAFETY COVER」であります。

検索したら、8年前に話題にしていました。ん…そんなに昔じゃないのに記憶が怪しかったのが恥ずかしい。

なのに再び話題にしているのは、前回のと微妙な違いがあったからです。

小さなカバーに記された文字。「SAFETY COVER」「JAPAN」「F」は同じなのですが、前回「Nikon」と記されたところに、今回のは「NIKKOR」と記されているのです。

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これもしかして?ニコンFが登場した直後の1960年代に西ドイツ向けにだけ流通していたモノかもしれません。

ここからはアルファベットで表記します。Nikon Fに対して、Zeiss ikonからケチが付いたという話があります。「ikon」に「N」を付けただけで紛らわしいとか!?その対応でニコンは当初西ドイツ向けにはニコンFのボディに「Nikkor」と刻印していたそうです。

このSAFETY COVERもその時代のモノなのかもしれません。

日本国内でも、レンズに付けるキャップやフィルターには「Nikkor」と記されたモノがありますが、これは明らかにボディに付けるアクセサリーですからね。

 

【追記】SAFETY COVERについて、正確な情報を常連さんからいただきました。このカバー、いわゆるシューカバーのように接点を水や汚れなどから守るものではなく、メディカルニッコールを装着しシンクロ接点とコード接続した際に、ボディアースになっているFボディのコードレス接点(巻戻しクランクの側にある)に触れないようにするためのものらしいです。

それならば、メディカルニッコール用のアクセサリーですから「NIKKOR」と記されていても不自然なことにはなりません。

じゃ、逆に「Nikon」表記されているモノは?という疑問になりますが、レンズフィルターやフロントキャップも途中から「Nikon」表記に変わるわけですから、これも納得となります。

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