二重像が…
比較的よく「ギョッ!?」とするモノを何事も無かったように肩から提げてやって来るMさん。
一昨日はブラックボディのバルナックライカにズマレックス85mm/F1.5を付けていました。
重そうな銀色鏡胴のレンズに大きめなフードが付いていることもあって~エライ目立っているので、お声掛けしました。
すると、「ピント合わそうとしてヘリコイド回すと、フッと二重像が消えたりするんですよね、このフード」とのこと。
それが分かりやすいかなぁと思って、上のような画像を撮ってみました。
ピント合わせをする際にフードも一緒に回ってしまうので、ファインダーがケラレないようにフードに開けられた支柱部分がファインダー窓や距離計窓に重なるタイミングがあって、その時に二重像が見えにくくなったり消えてしまうことがあるんでしょうね。
最近の工業製品なんかでちょいちょい言われる、設計する人って使う人じゃないから気付かないことがある…なんてことを思い出して、私が「え~っ!?古いライカでもあるんですね、作る人が使う人のことを考えてないなんてことが~」と言うと、Mさんは「ん…まさかこのフードを真面目に使う人がいるなんてこと想定して作ってないんじゃないですか!?」と、おどけていらっしゃいました。
そもそも製造本数が少ない(4,000本あまり)レンズだし、そういう不都合の報告が無かったか?あっても反映されるまでいかなかったのかもしれませんね…。
今回、上の画像しか撮らなかったので、過去の画像からズマレックスを探して来ました。一緒に写っている四角いフードは別のレンズのフードです。
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