FOCUS AID &PROGRAMABLE
カメラメーカーでさえ、AF(オートフォーカス)過渡期にはちょっと不思議なモデルが登場したくらいですから、レンズメーカーにとっては悩ましい時期だったであろうことが想像されます。
参考ブログ記事:ニコン編https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2016/06/f3af.html、キヤノン編https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2019/12/m-cadf.html、オリンパス&ペンタックス編https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2010/06/mef-om30.html
このシグマのレンズはそんな1985年ごろに登場したレンズです。
マウント寄りのレンズ鏡胴側面に「FOCUS AID &PROGRAMABLE」と記されています。
パッと見た目はMF(マニュアルフォーカス)のレンズに見えるのですが、絞りリングがありません。そして、マウントはミノルタAFのαマウント。
フォーカスエイドという名の通り、ピントリングは手動で回さないといけないけどもピントが合致したことはボディ側で知ることが出来るのだろうと思います。絞りリングが無いってことはボディ側からの絞り操作に対応していると思われます。
すみません、「思われます」と繰り返しているのは詳しい資料が無いのと、フォーカスエイドや絞りに関する信号を伝達するであろう接点がこの個体では欠落しているので、ミノルタαボディに付けて動作確認が出来ていないのです。
この「FOCUS AID &PROGRAMABLE」タイプのレンズ。某サイトによると当時、16mmと24mmと21-35mmの3本のみラインナップされていたのだとか。
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