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2022年2月22日 (火)

ペンタックスの「K」

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今日の内容は、ニコンの「F」に捉われ過ぎてるがゆえの見方かもしれないことを最初に断っておきます。

ニコンはフィルム一眼レフには、機種名の最初に「F」が付いている機種がほとんどです。そして「F1桁シリーズ」と呼ばれる、「F」に始まり「F2」「F3」「F4」「F5」「F6」と続いた機種はすべて、その時代におけるフラッグシップ機でした。

さて、本題。1958年に登場した「アサヒペンタックスK」は前年に発売されたアサヒペンタックス(通称AP)の上級機として位置付けられていましたが、M42マウント採用のシリーズは年が経過するうちに後継となる別の機種がどんどん出て来て、「K」が上級機として君臨し続けたわけでもなく、他の機種で「K」が使われることもありませんでした。

それから17年、ペンタックスは一眼レフカメラをバヨネットマウントのKマウントに変更するのを機に、「K2」「KX」「KM」の3機種を同時発売します(1975年)。当時、その中で「K2」は最上位機種として位置付けられました。しかし、このKシリーズもKマウント採用カメラのメインシリーズになることはなく、後から出て来た小型なMシリーズが目立つことになるうえ、最上位機種は「LX」を名乗りました。

そして、一眼レフがAFに移行してからは、「Z」シリーズや「MZ」シリーズが展開されました。

ところがデジタルの時代になって、デジタル一眼レフに再び機種名の最初に「K」が付くシリーズが展開されています。その最高級機に「K-1」の名が与えられています。

というわけで、ペンタックスの「K」は~ニコンの「F」とは違って継続することはなく、それに続く数字もフィルムとデジタルを跨いで関連性のないものになっているようです...。

ちなみに、もともと1958年の時点では「King」の「K」が由来で付けられたそうです。