我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2021年4月 8日 (木)

不動品判定

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お客さんのSさんから何度か聞いた話ですが、我楽多屋で不動品扱いで買ったカメラを家に持ち帰って電池を入れたら、ちゃんと動いた!という話。

不動品というような旨を値札に書き込んでいる以上、値段を付ける前の動作チェック時点では不動品であったはずなのです。

お客さん曰く「新品の電池を入れることで、カメラが目覚めるような現象があるのではないだろうか?」と。

たしかに、我楽多屋の動作チェックでは必ず新品電池を使用しているわけではありません。テストで何度か繰り返し使っている電池ではあります。ただし、使用に影響するくらい残量の無い電池はテスト用にはしていません。何故ならば、動作チェックでカメラに電池を入れて反応が無い時には、カメラの故障以外にも電池の残量を気にしてバッテリーチェッカーで確認することもしているからです。

でも、私としてはこの件について特に気にしてはいません。不動品で売った品物が何かのキッカケで動くようになったのであれば、お客さんが得をすることです。また、もしかしたら一時的に動くようになっただけ…かもしれず、それであればジャンク品であることに変わりないですから。

さて、画像のコンタックスRTSですが動作チェックで電池を入れたところ、シャッターが切れないのだけどバッテリーチェックのランプは点きました。

SさんからRTSで前述のような現象が起こった~というご経験を何例か聞いていたので、これはしばらく電源を入れた状態にしていたら目覚めるかも~と思って、少し放置することにしました。

しばらく他事をしていて…と言ってもまだ10~20分くらいで様子をみたら、バッテリーチェックのランプさえ点かなくなっていました。入れた電池は、ちょうど前日にバッテリーチェッカーで確認したばかりだったので「流石に変だ!」と、慌てて電池を取り出して、熱を発したりしていないか触ってみましたが、幸い熱くなるなど変化は無し。

確認すると、前日は6V+αあった電圧が、4.1Vになっていました。で、このRTSは即不動品判定。

そして、以下のことは電池の性能とか本質を知らないので何とも言えないのですが、この4.1Vまで減ってしまった電池。10秒おきくらいに0.1Vずつくらい回復して、しばらく放置してから計ったら5.4Vくらいまで戻りました。何なんでしょう?もう使いませんけどね。

 

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