4台中1台しか
買取りのアローカメラから我楽多屋へ回って来たコンパクトカメラ4点。一昨日の買取名人学に「品物の細かいチェックをせずに」と書かれていたものです。
買取名人改め買取職人曰く「お客さん使っていたものらしいから」と、私にもチェックせずに値踏みをするよう催促されたので即決して引き受けました。
ストックバック(チャック付きのポリ袋)の中に取扱説明書と一緒に1台ずつ入れて持参されているのは、その状態で大切に保管されていた証拠だとは思いますが、どれほどの期間放置されていたのか…。
その後、我楽多屋で販売する上で当然に動作や状態のチェックをすると、4台中3台は使える状態ではありませんでした。
で、恨み節のようになりますが、、、あっ、カメラを売りに来られたお客さんに対してではなくて、買取職人に対してですよ(笑)。1台1台、状態を記していきたいと思います。
リコーGR10は、グリップがベトベト、気を付けないと指が黒くなるほどなのでパーマセルテープを上から貼ってしまいました。動作はしているようなのですが、液晶がほぼ全滅なので今どの撮影モードにあるのか全く不明。フィルム窓のモルトが劣化していて、テストで入れたフィルムのパトローネにベットリくっ付いてきました。
コニカC35は、シャッターに粘りがあって、スロー気味のシャッターを切るとなかなか閉じてくれません。幸いメーターは生きているようなのだけど、これじゃまともに使えません。フィルム室のモルトも全滅。
オリンパスXAは、電池室に装填されたままの電池が液漏れを起こしたのが原因か!?通電さえしない状態。モルト全滅。専用ストロボだけでも生きていれば!と思ったけど、同じく装填されたままの電池は液漏れを起こしていないのに、チャージもしない不良状態。
リコーFF-1も、電池が装填されたまま「やばっ!」と思いましたが、幸いに唯一まともな動作品でした。ファインダーはくもり気味ですが、この機種でファインダーが綺麗な個体はほぼ無いので仕方なし。レンズにも大きな問題はありませんでした。唯一、モルト劣化が激しいのは残念。
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